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【スマホで読める実験医学】SASP誘導の分子機構とその役割
550円
老化細胞の表現型の1つであるSASPには,生体の恒常性維持という正の側面と,炎症反応による病態への関与という負の側面が存在することが明らかになりつつある.老化細胞からの炎症性タンパク質の分泌を総称するSASPという概念が生まれて10年が経つが,その分子機構や機能の全貌はいまだ解明されていない.一方で,加齢性疾患制御の観点から,生体に有害なSASPの制御法の開発が期待されている.本稿では,これまでの研究で徐々に明らかになってきたSASPの誘導機構と生体での役割,さらに新規SASP因子について概説する.
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