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アプタマーの医薬品開発:進化分子工学に基づいたSELEX法によるスクリーニングと創製

Drug development of aptamer: Aptamer discovery by SELEX based on molecular evolution engineering
藤原将寿,中村義一
Masatoshi Fujiwara/Yoshikazu Nakamura:RIBOMIC(株式会社リボミック)
10.18958/6283-00001-0001341-00

標的分子に特異的に結合する核酸アプタマーは,1990年に発表されたSELEX法により見出された.その後,多くの研究者により種々の改良SELEX法が考案され,アプタマー取得の事例報告は数多い.さらに,見出された核酸アプタマーのいくつかは,医薬品化をめざした臨床試験が,世界で行われている.われわれも,自社創製したRBM-007(FGF2アプタマー)の臨床試験を米国で開始した.2004年に承認された加齢黄斑変性症治療薬であるpegaptanib sodium(Macugen)に続く医薬品が臨床現場で使われる日が遠くないことを強く望んでいる.

アプタマー,SELEX法,三次元構造,臨床試験,RBM-007

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