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がん悪液質治療の最前線

The frontier of cancer cachexia therapies
立花佑介,髙山浩一
Yusuke Tachibana/Koichi Takayama:Department of Pulmonary Medicine, Kyoto Prefectural University of Medicine(京都府立医科大学大学院医学研究科呼吸器内科学)
10.18958/7427-00001-0001357-00

がん悪液質は古くから知られているが,がん悪液質に対する直接的なアプローチが始まったのは比較的近年である.がん悪液質自体を対象としたグレリン様作用薬アナモレリンの承認や抗GDF-15抗体薬ponsegromabの治験などに加えて,栄養療法や運動療法など非薬物療法との併用も有効な可能性が示唆されており,現在エビデンスの集積が進められている.

がん悪液質(cancer cachexia),アナモレリン(anamorelin),グレリン(ghrelin),成長分化因子15(GDF-15)

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