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解読困難な長鎖リピート配列の解析に挑む:クモ糸遺伝子を例に

Long repeat sequencing: The case of spider silk gene
河野暢明,荒川和晴
Nobuaki Kono / Kazuharu Arakawa:Graduate school of Media and Governance, Keio University / Institute for Advanced Biosciences, Keio University(慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科/慶應義塾大学先端生命科学研究所)
10.18958/5527-00001-0001470-00

大きな技術革新を遂げ続けているシークエンシング分野においてリピート配列は生物種に限らずいまだに対応困難なエレメントの1つであり,その配列を決定するためにはクローニングなどの実験的,あるいはアセンブリ時の計算機的な問題を解決しなければならない.本稿ではクモ糸遺伝子を長鎖リピート配列の例に挙げ,その解決策の1つとしてMinIONに注目し,どのようなアプリケーションが有効的であるかを実際の解析結果とともに紹介する.

長鎖リピート配列,クモ糸遺伝子,Direct-RNA Sequencing,非モデル生物

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