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【スマホで読める実験医学】RNAメチル化によるSAM代謝制御
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RNA転写後調節は,遺伝子発現を必要に応じて迅速に変動させるのに寄与し,これに機能するRNA修飾としてN6-メチルアデノシン(m6A)が知られている.S-アデノシルメチオニン(SAM)はメチル基ドナーとして重要な代謝物であり,SAMの恒常性を維持するために,SAMを生産するMAT2Aの発現は細胞内SAM量に応じて調節される.このフィードバックは,MAT2A mRNAの安定性がSAM応答的に制御される転写後調節によるものであり,そのメカニズムには3′非翻訳領域(UTR)中のステム-ループ構造と,そのループ部を修飾するm6AライターMETTL16が関与する.
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