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【スマホで読める実験医学】CAFsに起こる代謝様式の変化とがん進展における意義
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CAFsに起こる代謝様式の変化とがん進展における意義
The metabolic changes in cancer-associated fibroblasts and their roles in tumor progression
Takashi Semba/Takatsugu Ishimoto：Division of Carcinogenesis, The Cancer Institute, Japanese Foundation for Cancer Research（公益財団法人がん研究会がん研究所発がん研究部）
10.18958/7511-00001-0001646-00
がん細胞は正常細胞と異なる代謝状態にあることは古くから知られていたが，がん細胞をとりまくがん関連線維芽細胞（CAFs）にも，好気的解糖系の亢進や，種々のアミノ酸や脂質の生合成活性化など，代謝様式の変化が起こっていることが近年の研究から明らかになってきた．このようなCAFsにおける代謝変化は，がん細胞とCAFsとのクロストークやCAFsの表現型を制御し，がんの進展と密接に関係しているため，その理解を深めることで新たな治療戦略の開発につながることが期待される．
解糖系，乳酸，アミノ酸代謝，脂質代謝
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