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【スマホで読める実験医学】睡眠の進化史上における爬虫類の位置付け
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レム睡眠やノンレム睡眠は,比較的高度な脳機能や恒温性を有する哺乳類や鳥類にのみみられるとされていたが,近年,爬虫類においてもその存在が確認された.これにより,これらの睡眠ステージは3億年以上前から保存されている可能性が浮上した.トカゲや亀などの爬虫類は脳構造や体温調節等に独自の特徴を有しているため,これまでとは異なる視点からレム睡眠やノンレム睡眠の機能に迫ることができる.ここでは睡眠の定義や進化について概説し,その後爬虫類を用いた睡眠研究に焦点を当て,最新の知見を紹介する.
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