先生、病棟で急変です!当直コールの対応、おまかせください!
  • 内容見本0
  • 内容見本1
  • 内容見本2
  • 内容見本3

先生、病棟で急変です!当直コールの対応、おまかせください!

  • 藤野貴久/著
  • 2023年02月10日発行
  • A5判
  • 254ページ
  • ISBN 978-4-7581-2398-3
  • 3,960(本体3,600円+税)
  • 在庫:あり
本書を一部お読みいただけます

最初のテーマは皆が苦手なSpO2低下です.緊急性が高いため,落ち着いてマニュアルを確認したり,上級医と相談をしてから動き出すのは難しいと思います.頭も体も働かせながらSpO2に対応するためには,まずは初期対応と呼吸不全の基本を抑えておくことが重要です.さっそくチーフレジデント(CR)と研修をはじめたばかりの研修医1年目の先生(J1)の振り返り風景を見ていきましょう!…

続きを読む
PDFダウンロード

病棟での当直コール対応に強くなる!各病態を緊急度別に分け,会話形式で当直を振り返りながら丁寧に解説.コールを受けてからの対応をまとめたコール対応早見ガイドも充実.レジデントノート誌の好評連載を単行本化

目次

推薦の言葉

はじめに

第1章 病棟へダッシュ!

1 SpO2 低下に対応しよう① 呼吸不全のキホンのキ!

1 はじめに
2 SpO2低下の初期対応
3 呼吸不全の病態と鑑別

2 SpO2 低下に対応しよう② 怖いあの病気もこれで大丈夫!

1 はじめに
2 呼吸不全の原因追求
3 High V/Qへの対応

3 血圧低下に対応しよう① 血圧低下=ショック?

1 はじめに
2 血圧低下はショックと同義ではない
3 酸素供給量と酸素需要のバランスが大事
4 組織低灌流(低酸素)の所見
5 ショックの鑑別
6 ショックの初期対応

4 血圧低下に対応しよう② ショックは初期対応が命!

1 はじめに
2 評価と治療は同時に!
3 輸液の種類
4 輸液の投与経路と速度
5 昇圧薬:ノルアドレナリンをマスターしよう!
6 敗血症性ショックにおける抗菌薬
7 ショックの初期対応

5 意識障害に対応しよう 医師が意識障害にならないために!

1 はじめに
2 意識障害診療の1st step
3 意識障害の鑑別疾患~AIUEOTIPS~
4 意識障害の診察
5 敗血症性脳症~septic encephalopathy~
6 院内発症の髄膜炎
7 オピオイド中毒

6 頻脈・徐脈に対応しよう 初期対応は非専門医でも必須!

1 はじめに
2 頻脈・徐脈診療の1st step
3 安定した頻脈の鑑別
4 苦手な人でもこのフローチャートだけは知っておく!
5 洞性頻脈の原因と対応~HI EDGEで覚えよう!~
6 心房細動でも常に原因を探そう!~おなじみの「HI EDGE」~
7 安定な新規心房細動は,Rate controlと抗凝固療法!
8 Rate controlはCa拮抗薬とジゴキシンが基本!
9 β遮断薬とアミオダロンも覚えておこう!
10 心房細動の頻脈発作に使用する薬剤と対応まとめ
11 徐脈~基本は頻脈と一緒!~

7 胸痛に対応しよう バイタル変化ではない緊急事態!

1 はじめに
2 5 killer chest pain
3 胸痛のOPQRST
4 胸痛の診察・検査
5 急性冠症候群
6 バイタルサインが安定している胸痛

第2章 小走りですぐ病棟へ!

1 腹痛に対応しよう 緊急性の判断を迅速・正確に!

1 はじめに
2 腹痛の初期対応は2 step!
3 専門診療科の緊急介入が必要な腹痛を除外!
4 体性痛 vs 内臓痛
5 問診・カルテレビューでは痛みのOPQRSTと特定の疾患へ早期に焦点を,診察では腹膜刺激徴候に注目!
6 腹痛の鑑別は解剖と臓器から考えよう!
7 強い腹痛の割に腹部所見が乏しい疾患
8 腹痛の検査

2 発熱に対応しよう① 感染症かどうか,それが問題だ!

1 はじめに
2 脈圧に注目しよう
3 入院患者の発熱は「感染症か否か」が重要な軸!

3 発熱に対応しよう② FN の初期対応もこれでばっちり!

1 はじめに
2 偽痛風(CPPD)
3 抗菌薬投与までの時間が予後に直結する感染症たち
4 化学療法を行う病棟の発熱対応ではFN にご用心!

4 痙攣に対応しよう 慌てず止める!予防する!追求する!

1 はじめに
2 痙攣の初期対応は「いつも通りABC 確保+痙攣を止めること」
3 まず血糖測定!低血糖がないならジアゼパムを投与!点滴路がないなら筋注または注腸で!
4 痙攣が止まっても油断しない!再発予防と原因究明!
5 てんかん重積状態(status epilepticus:SE)
6 てんかん vs 失神 vs PNES

5 嘔気嘔吐に対応しよう とりあえず制吐薬!からの脱却を!

1 はじめに
2 嘔気嘔吐でも大切なのは原因の評価!NAVSEAで覚えよう!
3 嘔気嘔吐のメカニズム
4 制吐薬
5 オピオイドによる嘔気嘔吐に対する予防法

第3章 歩いて病棟へ!

1 不眠に対応しよう たかが不眠,されど不眠

1 はじめに
2 不眠かせん妄かをまず評価しよう
3 不眠の原因「5P」
4 睡眠薬を選ぶ前に
5 BDZ 系/ 非BDZ 系
6 メラトニン受容体作動薬
7 オレキシン受容体拮抗薬
8 二環系抗うつ薬
9 四環系抗うつ薬
10 非定型抗精神病薬

2 せん妄に対応しよう せん妄対応だけでは不十分!

1 はじめに
2 せん妄診療でも大切なのは原因検索!「せん妄=急性脳機能不全」の意識をもつ!
3 せん妄か認知症か
4 せん妄の原因
5 せん妄の型
6 せん妄のスクリーニングと予防
7 せん妄の治療

3 血糖異常に対応しよう ルーチン対応で終わらない!

1 はじめに
2 大切なのは高血糖の原因検索!安直にスライディングスケール対応で終わらない!
3 低血糖でも原因検索が大切
4 無症候性低血糖にも注意
5 低血糖に対する具体的な対応

4 さまざまな当直コール 事故抜去・皮疹・転倒など

1 はじめに
2 点滴ラインの事故抜去
3 経鼻胃管の事故抜去
4 胃瘻の事故抜去
5 気管切開カニューレの事故抜去
6 皮疹の対応はアナフィラキシー/重症薬疹の鑑別と,被疑薬の特定!
7 転倒

おわりに

索引

Column

医学知識のまとめ方
1日1善,1日1論文
γ計算のコツ
非痙攣性てんかん重積 ~nonconvulsive status epilepticus:NCSE~
自分を客観視することの大切さ
UpToDate を活用しよう! コツは「完璧はめざさないこと!」
assessmentとplan
「臨床力の上達」と「仕事慣れ」を勘違いしない!
Beyond the evidence
糖尿病性ケトアシドーシス(DKA)と高血糖高浸透圧症候群(HHS)の違い
答えは患者さんのところにある
書評・感想
  • 書評 玉井道裕(諏訪中央病院 総合診療科)

    あなたが当直中 ,病棟対応で印象に残っているのはどのような状況だろうか? 私の場合は血液内科で化学療法中の男性が震えているというcallである.当時,研修医だった私は発熱性好中球減少症に早急な対応が必要であることを知っていた. …

    続きを読む

購入方法・送料について

本書は全国の羊土社取扱書店にてご購入いただけます.店頭にて見当たらない場合は,下記情報を書店にお伝え下さい.

  • 【本書名】先生、病棟で急変です!当直コールの対応、おまかせください!
  • 【出版社名】羊土社

お近くに取扱書店が無い場合,特に海外でご覧になりたい場合,羊土社HPでのご注文および発送も承っておりますので,下記ご参照のうえ,注文をご検討ください.

羊土社HPでのご注文について

本書を羊土社HPにてご購入いただきますと,本体価格に加えて,送付先・お支払い方法などにより下記の費用がかかります.お手続き等詳細は書籍購入案内のページをご参照ください.

分類 項目 費用
国内 消費税 +360円
送料 +500円
手数料(代引きのみ) +300円
海外 航空便送料 第1地帯(アジア、グアム、ミッドウェイ等) +540円
第2地帯(オセアニア、中近東、北米、中米) +690円
第2地帯(ヨーロッパ) +690円
第3地帯(アフリカ、南米) +890円
EMS便送料 第1地帯(アジア、グアム、ミッドウェイ等) +1400円
第2地帯(オセアニア、中近東、北米、中米) +2000円
第2地帯(ヨーロッパ) +2200円
第3地帯(アフリカ、南米) +2400円

※この表は本書のみご購入いただいた場合の費用をまとめたものです.他の書籍を同時に購入する場合はお申し込み金額や重量により費用が異なってまいりますのでご注意ください.

海外でご活躍中の皆さまへ 書籍のご購入方法,電子書籍,そのほか役立つ情報をご案内します

法人向け 購入のお問い合わせ

法人での書籍の一括購入につきまして,「見積書や請求書払い」「複数の発送先への対応」「研修用などで使用する書籍の選定についてのアドバイス」等、下記フォームよりお気軽にお問い合わせください。

こちらの書籍もお勧めいたします

  • 9784758127271
  • 9784758127264
  • 9784758124225
  • 9784758124201
  • 9784758127165
  • 9784758123600
  • 9784758124164

全国書店にて販売中

オンライン書店で購入する

電子版を購入する

サイドメニュー開く