Tリンパ球が示す抗原特異的反応の種類の多さを意味する.抗原特異的なIFN-g(interferon-g),TNF-a(tumor necrosis factor-a),IL-2(interleukin-2), MIP-1b(macrophage inflammatory protein-1b)およびCD107aの反応を調べ,そのうちいくつの反応が認められるかで評価する方法が代表的である.近年,ウイルス感染抑制における抗原特異的Tリンパ球の機能の重要性が注目されており,その機能の指標の1つとされているが,多機能性を有するTリンパ球のHIV感染抑制における影響は明らかとなっていない.(実験医学2008年11月号より)
ウイルス感染の新知見とワクチン開発の進展
新規受容体・感染経路の同定から,免疫応答メカニズムまで
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