低分子化合物に加えて核酸,抗体,ペプチドなど新たなモダリティが疾患治療に用いられるようになりました.近年では実験の自動化や網羅的解析の発展により,研究・開発もますます加速しています.そういったなか,創薬研究に必要な知識を学ぶための書籍を求める声を多くの読者からいただきました.
本ページで紹介する実験医学の各特集号では,発行時点での最新情報をいちはやく日本語で解説しました.また単行本では,創薬研究に必要となる知識を体系立てて学ぶことが可能です.
いま創薬研究に携わる方はもちろん,今後創薬を見据えた研究を展開したい方にもオススメのラインナップです!
関連書一覧
様々なフォーマットの抗体医薬の開発が進んでいます.機械学習などの利用により効率化がすすむ最新基盤技術,疾患ごとの作用機序,開発前に知りたい知財戦略まで抗体について必要な知識が一冊で学べます.
津本浩平/編
定価 5,940円(本体5,400円+税) 2022年12月05日発行
100年の歴史を経ていま大きく進化するペプチド医薬.特異性高く,細胞内のタンパク質間相互作用も狙える特殊な「中サイズのペプチド」の性質と,それを自在に創る基盤技術の進展を解説/サテライトDNAの新機能
門之園哲哉/企画
定価 2,530円(本体2,300円+税) 2022年12月20日発行
基盤技術の発展により,近年新薬承認がつづく核酸医薬.その迅速な新薬開発を可能にする作用機序から,薬物を標的分子へ安定して届ける核酸修飾と薬物輸送技術,注目集まる新たな治療薬開発の最先端まで解説します.
横田隆徳/編
定価 5,940円(本体5,400円+税) 2021年10月20日発行
細胞を「デザイン」し,薬のように使う時代が来た!ゲノム編集,iPS細胞,改変微生物などの基盤技術が導く,新しいモダリティ.医療経済,知財管理など,細胞医薬を産業として社会実装するための課題も紹介.
河本 宏,辻 真博/編
定価 5,940円(本体5,400円+税) 2020年10月20日発行
令和になって国内承認の相次ぐ,いまもっとも注目される遺伝子治療.ベクター開発・ゲノム編集の基盤技術の詳説から,CAR-T細胞療法など実用化の最前線,規制・知財・医療経済的の視点まで,この1冊でカバー!
小澤敬也/編
定価 5,940円(本体5,400円+税) 2020年01月20日発行
創薬に携わる製薬企業・アカデミアの研究者必読!アッセイ系の基本原理をもとに,手法の使い分け・系の構築の過程を,現場の研究者目線で丁寧に解説.必ず遭遇する問題への実践的な対処法を具体例とともに掲載.
スクリーニング学研究会/編
定価 9,900円(本体9,000円+税) 2022年06月30日発行
創薬研究で肝となる相互作用解析の決定版的プロトコール集!多様な解析法の物理化学的な原理から実験のポイントまで丁寧に解説.AlphaFoldやクライオ電顕などを用いた立体構造から迫るアプローチも紹介.
津本浩平,前仲勝実/編
定価 9,900円(本体9,000円+税) 2021年12月07日発行
腸内細菌叢研究は,社会実装の時代へ─生菌製剤,便移植,ファージ療法,シンバイオティクス,新たなモダリティで展開される創薬プロセスを徹底解説!/医科学研究のための個人情報保護法改正のポイント
金 倫基/企画
定価 2,200円(本体2,000円+税) 2022年05月20日発行
いま世界中の製薬企業がこぞって参入する新たな創薬モダリティ.この技術により薬の標的となりうるタンパク質が格段に広がります.原理から実験での利用,ベンチャーの動向まで最先端を網羅/査読に関する座談会も!
内藤幹彦/企画
定価 2,200円(本体2,000円+税) 2020年08月20日発行