FAQ
ログイン
カート
1989年,Attardiらは,ミトコンドリアDNAを欠くヒト培養細胞の増殖には,ウリジンとピルビン酸(PYR)の培地添加が必要であることを見出した1).ウリジン要求性については,ピリミジンのde novo合成に必須のジヒドロオロト酸デヒドロゲナーゼの活性が電子伝達系(ETC)の機能に依存するためと考えられるが,解糖系から十分量供給されるはずのPYRをなぜ培地に添加する必要があるのか,その理由については長らく不明であった.
.....