FDAは2022年3月4日, Bristol-Myers Squibb(BMS)社が販売する免疫チェックポイント阻害剤のオプジーボ(Opdivo,一般名nivolumab)を,切除可能な非小細胞肺がん(NSCLC)の成人患者に対して化学療法と併用するネオアジュバント療法として追加承認したと発表した.
免疫チェックポイント阻害剤が,手術前の補助療法であるネオアジュバント療法としてFDAに承認されたのは今回がはじめて.免疫チェックポイント阻害剤はこれまでアジュバント(術後補助)療法や,切除不可能ながん治療を適応に投与されてきたが,ネオアジュバント療法によりさらに高い有効性を得られる可能性が複数の研究で示唆されていた.NSCLCのネオアジュバント療法をFDAが承認したのも,今回がはじめてとなる.
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DOI:10.18958/7011-00004-0000161-00