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細胞治療に匙加減が必要?

愛媛大学大学院医学系研究科 医化学・細胞生物学講座 金川 基

格筋が損傷を受けると,通常は休止状態にある筋組織内在の幹細胞,“衛星細胞”が活性化し組織が修復される.それゆえ,衛星細胞を増加させたり活性化させたりする細胞治療は,筋線維の壊死を主病変とする筋ジストロフィーの有望な治療戦略の1つである.一方で,骨格筋は全身に分布する大きな臓器であり,細胞治療の範囲をどのように広げるかが難題である.移植する細胞の条件としては,筋線維への分化能をもつことに加え,生着後も長期にわたり自己増殖能や分化能を維持することが重要になる.

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DOI:10.18958/7131-00004-0000261-00

2022年9月号掲載

本記事の掲載号

実験医学 2022年9月号 Vol.40 No.14
代謝調節の立役者 分岐鎖アミノ酸
骨・骨格筋・脂肪組織の恒常性、がん進展を司るエネルギー源・シグナル分子としての新機能

伊藤貴浩/企画
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