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新たなRNA 生命体オベリスクは，RNA ワールドと現生生物をつなぐMissing link なのか
埼玉医科大学医学部ゲノム基礎医学 黒川理樹
2006年，RNA干渉でノーベル賞に輝いたFireらは，ウイロイドに生命の起源を思い，未知のウイロイド探索を試みた．その結果，全く新種のRNA生命体，オベリスク（Obelisk）を見出した（Zheludev IN, et al：Cell, 187：6521-6536.e18, 2024）．ウイロイドは，植物を宿主とし，タンパク質のコード領域のないゲノムサイズわずか400ヌクレオチド（nt）の環状RNA感染体である．なお本稿では，ウイロイド，ウイルス，オベリスクを便宜的に「生命体」とよぶ．
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DOI：10.18958/7683-00004-0001865-00
2025年3月号掲載（2/20更新）
本記事の掲載号
実験医学 2025年3月号 Vol.43 No.4
特集1：胎盤形成と母児連関 発達を運命づけるメカニズム／特集2：次世代のmRNA創薬へ いま知りたい基盤技術
実験医学 2025年3月号 Vol.43 No.4
有馬隆博，位髙啓史／編／企画
