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少数データで拓くタンパク質の未来：EVOLVEpro
東京大学大学院工学系研究科 笹川拓人，東京大学生産技術研究所 坪山幸太郎
近年，タンパク質工学は目覚ましい進化を遂げ，医療や産業における応用が劇的に広がりを見せている．例えば，新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の研究では，ウイルスが細胞に侵入する際の鍵となるヒトACE2タンパク質を改変し，ウイルスとの結合力を大幅に向上させたという報告がある（Higuchi Y, et al：Nat Commun, 12：3802, 2021）．この成果は，感染症対策の新たな可能性を切り拓くものであり，タンパク質工学の重要性を際立たせている．
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DOI：10.18958/7683-00004-0001866-00
2025年3月号掲載（2/20更新）
本記事の掲載号
実験医学 2025年3月号 Vol.43 No.4
特集1：胎盤形成と母児連関 発達を運命づけるメカニズム／特集2：次世代のmRNA創薬へ いま知りたい基盤技術
実験医学 2025年3月号 Vol.43 No.4
有馬隆博，位髙啓史／編／企画
