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Q2. 280 nmの吸光度を測定する際に,異常に高い値が出てしまいます…
- A.サンプルが溶解しているバッファーのみを測り,値が高いかどうか調べてみよう.ここで値が高い場合は別の測定方法を試すか,バッファーを交換して測定し直してみよう
- サンプルが溶解しているバッファーのみを測り値が高い場合は,バッファー中に280 nmの吸収を有する物質が含まれている可能性がある.280 nmに吸収を有し,タンパク質濃度の測定を阻害する物質としては,界面活性剤TritonX-100や還元剤DTT,遊離の芳香族アミノ酸,核酸などが有名.
- A.サンプルが溶解しているバッファーのみを測り,値が高いかどうか調べてみよう.ここで値が高くない場合は,サンプルを希釈して測定し直そう
- この場合は,サンプルそのものが濃いと考えられるので,希釈して測定する.なお吸光度として信頼できる数値は通常1〜1.5以下である.
Q1 280 nm吸光度測定って?定量と染色のQ&A一覧へQ3 値がフラフラ
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プロフィール
- 森山 達哉(Tatsuya Moriyama)
- 京都大学農学部食品工学科卒.同大学院農学研究科修士課程,博士課程ののち,京都大学食糧科学研究所助手 等を経て2005年に近畿大学農学部講師,2008年准教授.その間,1996年米国スタンフォード大学招聘研究員(1年間).毎日多くの元気な学生たちと一緒に,食品成分の生理機能性(特に脂質代謝への影響)と安全性(特にアレルゲン性)に関する研究を行っている.基礎研究だけでなく,社会の役に立つ「アウトプット」を意識した研究を進めています.
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