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Q10. 高分子のタンパク質の転写効率を改善したいんです!
- A.使用するゲルのゲル濃度をなるべく低くする(7.5%など)とともに,転写時間を長めにしよう
- ゲル濃度が低いほど,転写されやすい.また,転写時間が長い方が特に高分子量のタンパク質の転写効率が上がる.メタノール濃度を下げるなど,転写バッファーの組成を見直すことでも改善できる場合がある.一般にメタノールはゲルからの高分子量タンパク質の溶出を阻害する.
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プロフィール
- 森山 達哉(Tatsuya Moriyama)
- 京都大学農学部食品工学科卒.同大学院農学研究科修士課程,博士課程ののち,京都大学食糧科学研究所助手 等を経て2005年に近畿大学農学部講師,2008年准教授.その間,1996年米国スタンフォード大学招聘研究員(1年間).毎日多くの元気な学生たちと一緒に,食品成分の生理機能性(特に脂質代謝への影響)と安全性(特にアレルゲン性)に関する研究を行っている.基礎研究だけでなく,社会の役に立つ「アウトプット」を意識した研究を進めています.
- <著作>
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