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Q20. 非特異的バンドがたくさん検出されました…
- A.一次抗体を薄めて使ってみよう
- 一次抗体が濃すぎる可能性がある.一次抗体が濃いと非特異的バンドが出やすい.
- A.ブロッキング液の組成や濃度を確認し,必要に応じて変えてみよう
- ブロッキングが弱すぎる可能性がある.ブロッキング剤の濃度を2倍程度まで上げてみる.またはブロッキング剤の種類を変えてみる.
- A.アプライしているタンパク質量を減らそう
- アプライタンパク質が多い場合も,非特異的バンドが出やすい
- A.抗体反応促進剤を使ってみよう
- TOYOBOのCanGet Signalなどの抗体反応を促進させる試薬は,反応性のみならず特異性も上げる場合がある.ただし,Qのように目的以外のバンドがすでに検出できている場合は,一次抗体をより薄めて使用する必要がある.
Q19 バンドがないウエスタンブロッティングのQ&A一覧へQ21 抗体の保存方法
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プロフィール
- 森山 達哉(Tatsuya Moriyama)
- 京都大学農学部食品工学科卒.同大学院農学研究科修士課程,博士課程ののち,京都大学食糧科学研究所助手 等を経て2005年に近畿大学農学部講師,2008年准教授.その間,1996年米国スタンフォード大学招聘研究員(1年間).毎日多くの元気な学生たちと一緒に,食品成分の生理機能性(特に脂質代謝への影響)と安全性(特にアレルゲン性)に関する研究を行っている.基礎研究だけでなく,社会の役に立つ「アウトプット」を意識した研究を進めています.
- <著作>
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