高等真核生物では,核ゲノムにコードされるタンパク質遺伝子のほとんどがイントロンによって分断化されている.そのため,mRNA前駆体からイントロンを除去し,エクソン同士をつなぎ合わせるスプライシングは,遺伝子発現に必須な過程である.ヒトゲノムプロジェクトの完了に伴い,遺伝子発現の多様性におけるスプライシングの重要性が再確認されている.また同時に,スプライシングに異常をきたした場合,ヒトでは疾患として現れる場合が数多く知られてきた.本稿ではスプライシングの反応機構やそこに関与する因子とスプライシング異常疾患について概説するとともに,特集全体の構成を紹介する.
イントロン発見から40年、RNA研究に新展開が見えてきた。スプライシングでmiRNAを生み出し、熱ストレスに呼応する機構から、承認に向かうエクソンスキップ治療薬まで、時はまさしくRNAissance!
本書は全国の羊土社取扱書店にてご購入いただけます.店頭にて見当たらない場合は,下記情報を書店にお伝え下さい.
お近くに取扱書店が無い場合,特に海外でご覧になりたい場合,羊土社HPでのご注文および発送も承っておりますので,下記ご参照のうえ,注文をご検討ください.
本書を羊土社HPにてご購入いただきますと,本体価格に加えて,送付先・お支払い方法などにより下記の費用がかかります.お手続き等詳細は書籍購入案内のページをご参照ください.
※この表は本書のみご購入いただいた場合の費用をまとめたものです.他の書籍を同時に購入する場合はお申し込み金額や重量により費用が異なってまいりますのでご注意ください.