レジデントノート 2008年1月号 Vol.9 No.10

輸液の疑問に答えます

どんな病態にも対応できる基本的な考え方とその応用

  • 柴垣有吾/編
  • 2007年12月10日発行
  • B5判
  • 166ページ
  • ISBN 978-4-7581-0467-8
  • 2,200(本体2,000円+税)
  • 在庫:なし
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現場の疑問にお答えしながら,ラインの作成,輸液製剤投与後の分布や処方の基本,特別な配慮が必要な病態への注意点など,どんな状況でも応用が利く標準的な考え方を解説します.“自己流輸液”を脱却しよう!

目次

特集

輸液の疑問に答えます
どんな病態にも対応できる基本的な考え方とその応用

編集/柴垣有吾(東京大学医学部附属病院血液浄化療法部)
・特集にあたって【柴垣有吾】
・ 輸液を行うために知っておくべき体液の生理【須藤 博】
  • Q1:体液の分布はどうなっているのですか?
  • Q2:輸液したものはどこに分布するのですか?
・輸液に必要な身体診察【徳田安春】
  • Q3:脱水や溢水を身体診察で評価するにはどのような診察法がありますか?
  • Q4:体液量評価に役立つ身体診察はありますか?
・輸液処方の基本【柴垣有吾】
  • Q5:輸液が必要な状況って,どういう場合がありますか?
  • Q6:輸液が必要な状況によって,それぞれ組成はどうあるべきですか?
  • Q7:輸液を開始するときの処方や中止するタイミングはどう考えればよいですか?
  • Q8:輸液の合併症はどんなものがあり,また,その予防には何が重要ですか?
・輸液ライン確保のテクニック【畑 啓昭】
  • Q9:輸液ラインの作り方を教えてください
  • Q10:ラインの確保にコツはあるの?
  • Q11:輸液ラインの交換って必要ですか?
・輸液に特別な配慮が必要な病態
1.ショック
  • Q12:各ショック患者にはどんな輸液製剤をどのくらい投与すればよいでしょう?(低循環性,敗血症性,心原性,アナフィラキシー性,神経原性,閉塞性)【前田重信,林 寛之】
2.透析
  • Q13:透析患者にはどのような輸液製剤をどのくらい投与すればよいでしょう?【藤田芳郎】
3.心不全
  • Q14:心不全の患者さんの輸液にはどのような注意が必要ですか?その際,Na負荷はどのように考えればよいですか?【小松康宏】
4.周術期
  • Q15:周術期の人への輸液の基本は何ですか?【丸山一男】

連載

《新連載》 問題解決型!身体診察のコツ

第1回 身体診察は診断に役立つか? —臨床推論への役割—【大西弘高,(協力)木村琢磨】

実践!画像診断Q&A−このサインを見落とすな

  • 胸部痛を訴えた68歳女性【長嶺貴一】
  • 大腿骨頭置換術後,突然出現した呼吸困難(58歳女性)【南條修二】
  • 胸部異常陰影を指摘された67歳女性[胸部X線写真読影講座 第15回]【山口哲生】

なるほどわかった!日常診療のズバリ基本講座

第49回 心エコー図:うまく見るためにはどうする?【泉 礼司,渡邉 望】

Step Beyond Resident

第67回 この高血圧, サジ加減が難しい!〈脳卒中編〉【林 寛之】

京都ER発!動きながら考える救急初療

第2回 胸痛へのアプローチ【金井伸行】

研修医に伝えるプロの外科手技

第13回 終わりに初心にもどる【最終回】【沢村敏郎】

指導医と研修医のスーパー大回診

第13回 レクチャーを極める(2) 〜レクチャーにコミュニケーションは不要か?〜【岩田 健太郎】

日常診療のピットフォール

減塩指導の工夫が奏功した高血圧症の1例【片瀬久代,小谷和彦】

ただいま後期研修中!

  • 「“The willing wanted!”“本格的屋根瓦式”教育を金沢から全国へ!」(金沢大学周生期医療専門医養成センター 後期研修医)【土肥 聡】
  • 「精神科医としてのスタートの切り方」(横浜市立大学附属市民総合医療センター 精神医療センター)【早坂俊亮】

専門医への道

第10回 日本糖尿病学会認定 糖尿病専門医 経験を積むほど年輪が増えるごとく進化する専門医【森 保道】

<エッセイ> 対岸の火事、他山の石

第76回 超整理術【中島 伸】

私の体験談・失敗談

へき地診療所はじめて物語

よく使う日常治療薬の正しい使い方

前立腺肥大症の薬物治療【久保田恵章,寺地敏郎】

〔学術提供記事〕<シリーズ>臨床研修医のための漢方医学入門—(15)

これだけは知っておきたい漢方処方「補中益気湯(TJ-41)」【渡辺賢治】

〔学術提供記事〕<シリーズ>知っているようで知らない この疾患への輸液療法

第6回「熱傷時の輸液」【山口芳裕,飯野靖彦】

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