頭痛は,大変多い訴えである.しかしながら,身体的には「軽症」である大多数の患者のなかに「生命にかかわる怖い疾患」も潜んでいて,研修医にとって適切な対応法をぜひ身につけたい訴えである.本特集は,頭痛に関して初期研修医が悩むこと・わかりにくいと感じること・なかなか実践できていないようなことをとり上げた.頭痛への包括的な対応は,既存の書籍がすでにあるので,ここでは重点的に,研修医が不安を感じたり困ったりするようなポイントや,陥りやすいピットフォール,教科書ではあまり解説されないが実践で役立つコツなどにポイントを絞って執筆をお願いしている.名人指導医といわれる先生や今が旬の指導医の先生に加え,若手先輩医師にも登場していただいた.できるだけ研修医に近い目線でという思いからである.診療の場面で,1人ひとりの患者さんの背景因子を考えて,研修医の守備範囲で何ができるか? 患者さんの思いを汲み取りながら,主観的な症状と客観的な所見の対比のなかで,どう診療をくり広げるか? そんな意味をこめて,特集タイトルを「頭痛を見極める!-自信をもって診断するためのポイントと,患者の痛みや不安を取り除く診療のコツ-」と題してみた.患者さんが訴えてくる頭痛を味方にして,主観・客観情報を読み解き,適切な対処を行う「診療のプロトタイプ」ともいえる頭痛診療のきもを本特集で学んでほしい.
頭痛は,大変多い訴えである.しかしながら,身体的には「軽症」である大多数の患者のなかに「生命にかかわる怖い疾患」も潜んでいて,研修医にとって適切な対応法をぜひ身につけたい訴えである.本特集は,頭痛に関して初期研修医が悩むこと・わかりにくいと感じること・なかなか実践できていないようなことをとり上げた.頭痛への包括的な対応は,既存の書籍がすでにあるので,ここでは重点的に,研修医が不安を感じたり困ったりするようなポイントや,陥りやすいピットフォール,教科書ではあまり解説されないが実践で役立つコツなどにポイントを絞って執筆をお願いしている.名人指導医といわれる先生や今が旬の指導医の先生に加え,若手先輩医師にも登場していただいた.できるだけ研修医に近い目線でという思いからである.診療の場面で,1人ひとりの患者さんの背景因子を考えて,研修医の守備範囲で何ができるか? 患者さんの思いを汲み取りながら,主観的な症状と客観的な所見の対比のなかで,どう診療をくり広げるか? そんな意味をこめて,特集タイトルを「頭痛を見極める!-自信をもって診断するためのポイントと,患者の痛みや不安を取り除く診療のコツ-」と題してみた.
患者さんが訴えてくる頭痛を味方にして,主観・客観情報を読み解き,適切な対処を行う「診療のプロトタイプ」ともいえる頭痛診療のきもを本特集で学んでほしい.
※本書の正誤表はこちらをご参照下さい.
頭痛診療において「本当に重大な疾患でないか心配」という不安はつきものであるようです.本特集では,的確に診断するために見逃してはならないポイントや頭痛そのものに苦しむ患者さんへの適切な対応を解説します.
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