2023年6月号掲載
鈴木真紀(Maki Suzuki) 隠岐病院 総合診療科
島根県の自治医大生に求められるのは地域のニーズを満たす内科医になること,ですので,内科プログラムと総合診療プログラム,どちらに乗るかとても迷いました.私が専門研修を選んだ年は,新専門医制度のもと総合診療プログラムが開始して3年目でした.周囲には総合診療プログラムと総合内科としての内科プログラムの違いについて説明できる人はおらず,「内科は潰しが効く」というふんわりとした返答が返ってきていましたので,当時の自分もそんな理由で内科を選びました.この選択には自治医大卒業生という特殊な境遇は間違いなく影響していました.その土地のニーズを満たす「総合診療医」として働くには,どちらのプログラムに乗ってもやることは一緒だったので「潰しの効く」内科プログラムを選びました.
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※ご所属,経歴等は執筆時のものです
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