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【スマホで読める実験医学】非統合ヒト胚モデルの最前線
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着床期のヒト胚発生は倫理的な問題から研究が困難であり,ブラックボックスである.これまでは,マウスで得られた知見をもとにヒト胚発生は考えられてきた.しかし,ヒトとマウスでは発生様式が異なることが報告されており,ヒト胚を用いた研究の必要性が高まっている.近年,多能性幹細胞から作出される三次元ヒト胚モデルが報告され,ヒト胚を用いずに初期発生を研究できるツールとして期待されている.本稿では三次元ヒト胚モデルのなかでも,胚構造の一部を欠損し,倫理的な制約に縛られにくい非統合型のヒト胚モデルに関連した最新の知見を概説するとともに,われわれの研究内容について紹介したい.
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