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マーモセットの着床期発生と胚培養

Early embryonic development and pseudo-implanted culture in marmosets
岸本恵子,佐々木えりか
Keiko Kishimoto/Erika Sasaki:Department of Marmoset Biology and Medicine, Central Institute for Experimental Medicine and Life Science(公益財団法人実中研マーモセット医学生物学研究部)
10.18958/7495-00001-0001440-00

マーモセットは新世界ザルに属する真猿類であり,ヒトと類似性をもちながらも独自の特徴をもつ.マーモセットは神経科学の分野で注目される一方,繁殖能力により初期胚発生研究にも適している.着床初期の原腸形成や胚発生過程を理解するうえで貴重な実験動物となっており,近年マーモセットの着床初期胚研究は遺伝子発現解析などにより進展している.さらに,体外擬似着床胚培養技術の確立により,初期胚発生の研究がさらに進展する可能性がある.これらの研究は,マーモセットを通じて霊長類初期胚発生の理解へ貢献することが期待される.

マーモセット,非ヒト霊長類実験動物,着床初期発生,擬似着床胚培養

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