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トピックス

アミロイド様凝集体は翻訳抑制により配偶子形成を制御していた

埼玉医科大学 ゲノム医学研究センター 黒川理樹

ミロイド様凝集体は,アルツハイマー病などの神経変性疾患をひき起こす有害な病原性物質として研究されてきた.今回,出芽酵母(以下酵母)でRNA結合タンパク質Rim4(regulator of ime2 protein 4)により形成されるアミロイド様凝集体が細胞周期制御因子B型サイクリンCLB3(CLB3)の翻訳制御により配偶子形成を制御することが示された(Berchowitz LE, et al:Cell, 163:1-13, 2015).アミロイドは生理的に重要な働きをしていることがわかった.

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2016年1月号掲載

本記事の掲載号

実験医学 2016年1月号 Vol.34 No.1
新薬認可で治療革命の幕開け がんのウイルス療法
がん細胞だけを破壊する組換えウイルス その作用機序と開発動向

藤堂具紀/企画
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