News & Hot Paper Digest
トピックス

DNA複製終結反応に必要なユビキチンリガーゼとp97複合体

国立遺伝学研究所 鐘巻将人

Cullin-RINGユビキチンリガーゼ(CRL)は,基質タンパク質をユビキチン化する.プロテアソームによる直接的な分解だけでなく,近年はシャペロンとして知られるp97複合体(CDC48/VCPともよばれるAAA六量体)がユビキチン化タンパク質を認識し,膜や染色体上からユビキチン化された基質を引き抜くことで,細胞内のさまざまな局面で機能していることが注目されている.今回紹介する2つの論文は,DNA複製の終結反応に関与するCRLとp97複合体経路を報告した1)2)

.....

本コンテンツの続きをご覧いただくためには「羊土社会員」のご登録が必要です.

2017年7月号掲載

本記事の掲載号

実験医学 2017年7月号 Vol.35 No.11
ユビキチン化を介したオルガネロファジー
不要なオルガネラを認識・分解するオートファジー

松田憲之/企画
サイドメニュー開く