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タンパク質の品質管理と寿命決定 CHIPによるインスリン受容体の恒常性制御

東北大学大学院医工学 神﨑 展

胞内タンパク質の適切な品質管理(proteostasis:protein homeostasis)は健全な細胞機能の営みに不可欠であるが,その処理能力は加齢とともに低下する傾向があるため,例えば加齢性に罹患しやすくなるタンパク質凝集疾患にも深く関与している.一方,個体レベルでの寿命決定にはインスリン受容体シグナル経路が深く関与し,その過剰な賦活状態は寿命の短縮をもたらすことがよく知られている.これまで,

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2017年7月号掲載

本記事の掲載号

実験医学 2017年7月号 Vol.35 No.11
ユビキチン化を介したオルガネロファジー
不要なオルガネラを認識・分解するオートファジー

松田憲之/企画
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