近年,天然変性領域(IDR)をもつタンパク質が細胞内で液-液相分離を起こし,サブミクロンスケールの分子凝集体,あるいは非膜オルガネラを形成する現象が注目を浴びている.核小体はIDRの相分離によってつくられる典型的な非膜オルガネラであるが,中国科学院のChen博士らのグループは,核小体タンパク質の局在を徹底的に調べ上げ,これまでに知られていた3つの核小体内コンパートメントに加え,新たなコンパートメントが存在していること
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DOI:10.18958/7309-00004-0000551-00