健全なマウスの老化に伴い脳領域で起きる遺伝子変化のロードマップ作成を目的に,生後2カ月の若年マウスと同18カ月の高齢マウスの脳全域から得られた約120万個の脳細胞を対象にシングルセル・トランスクリプトーム解析を実施した研究結果がネイチャー(Nature)誌に2025年1月1日付で掲載された(Jin K, et al:Nature, 638:182-196, 2025).研究を行ったアレン脳科学研究所の研究班によると,プロファイル化した領域はマウス脳全体の約35%に相当し,この種の研究としては過去最大規模であるという.
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DOI:10.18958/7691-00004-0001890-00