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Q25.血清サンプルの分離がうまくいきません!
- A.血清アルブミンや免疫グロブリンなどの大量に存在する混入タンパク質を除去してからサンプルをアプライしよう
- 血清には血清アルブミンや免疫グロブリンなどが大量に存在するため,一定量のタンパク量をアプライした場合,微量のタンパク質が相対的により少なくなり,解析ができなくなる.血清アルブミン除去キットは市販されている.ただし,動物種によっては除去できないものもあるので使用前に確認すること.特にマウスの血清アルブミンは除去しにくいので,使用キットが対応しているかどうか確認する.
Q24 ゲルの端がアンフォーカス電気泳動のQ&A一覧へQ26 2Dでサンプル分取
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プロフィール
- 森山 達哉(Tatsuya Moriyama)
- 京都大学農学部食品工学科卒.同大学院農学研究科修士課程,博士課程ののち,京都大学食糧科学研究所助手 等を経て2005年に近畿大学農学部講師,2008年准教授.その間,1996年米国スタンフォード大学招聘研究員(1年間).毎日多くの元気な学生たちと一緒に,食品成分の生理機能性(特に脂質代謝への影響)と安全性(特にアレルゲン性)に関する研究を行っている.基礎研究だけでなく,社会の役に立つ「アウトプット」を意識した研究を進めています.
- <著作>
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