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Q26.二次元電気泳動で後の解析に十分な量サンプルを分取したいんです!
- A.複数のストリップゲルをまとめて1枚の二次元目のゲルの上にずれないように載せて泳動することにより濃縮が可能だ
- 一次元目の等電点電気泳動がアプライタンパク質量の限界を規定するため.ストリップゲルの場合,通常500μg程度までが上限.ただしストリップゲルを複数用いると,どうしても分離は少し悪くなる.
- A.アガロースゲルを一次元目に用いた等電点電気泳動システム(アトー社など)を用いよう
- 一次元目に使用するゲルが太く,アプライ可能なタンパク質量が多い.
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プロフィール
- 森山 達哉(Tatsuya Moriyama)
- 京都大学農学部食品工学科卒.同大学院農学研究科修士課程,博士課程ののち,京都大学食糧科学研究所助手 等を経て2005年に近畿大学農学部講師,2008年准教授.その間,1996年米国スタンフォード大学招聘研究員(1年間).毎日多くの元気な学生たちと一緒に,食品成分の生理機能性(特に脂質代謝への影響)と安全性(特にアレルゲン性)に関する研究を行っている.基礎研究だけでなく,社会の役に立つ「アウトプット」を意識した研究を進めています.
- <著作>
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