めざせ実験の達人-トラブル回避のコツと最新キットで極める!
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めざせウエスタンブロッティングの達人
Question

Q34. ローディングコントロールに適したタンパク質は何でしょうか…

Answer
A.一般には,細胞骨格タンパク質であるアクチンやチューブリン,代謝酵素であるGAPDHなどを使おう
生理条件が変動しても発現量が変わらないようなタンパク質であり,どのような組織・細胞にも普遍的に存在しているようなタンパク質をローディングコントロールとするのが望ましい.
A.核抽出タンパク質の場合は,核内タンパク質であるラミンやTBP(TATA-binding protein)を用いよう
上記のアクチンなどは基本的に細胞質タンパク質と考えられている.画分に応じてローディングコントロールも適切に選択する必要がある.

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プロフィール

森山先生
森山 達哉(Tatsuya Moriyama)
京都大学農学部食品工学科卒.同大学院農学研究科修士課程,博士課程ののち,京都大学食糧科学研究所助手 等を経て2005年に近畿大学農学部講師,2008年准教授.その間,1996年米国スタンフォード大学招聘研究員(1年間).毎日多くの元気な学生たちと一緒に,食品成分の生理機能性(特に脂質代謝への影響)と安全性(特にアレルゲン性)に関する研究を行っている.基礎研究だけでなく,社会の役に立つ「アウトプット」を意識した研究を進めています.
<著作>
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