- [SHARE]
-
Q37. 測定値を安定させたいんです!
- A.次の5点に留意すべし
-
- 転写ムラの影響を大きく受けるので,ゲルの両端のレーンのデータは使用しないこと!
- 転写ムラのないことをあらかじめ確認してから実験を進めること!
- バンドの形がいびつにならないよう,アプライするサンプルの容量をすべて同じにし,ブランクのレーンにはサンプルバッファーを同量アプライすること!
- シグナルを弱めに出すためにサンプルのアプライ量を少なめにすること!
- 抗体を薄目に使用すること!
- またアプライするレーンを変えながら実験を最低3回繰り返し,再現性を確認しよう
Q36 絶対定量ウエスタンブロッティングのQ&A一覧へQ38 定量性よい蛍光多重検出
TOP
プロフィール
- 森山 達哉(Tatsuya Moriyama)
- 京都大学農学部食品工学科卒.同大学院農学研究科修士課程,博士課程ののち,京都大学食糧科学研究所助手 等を経て2005年に近畿大学農学部講師,2008年准教授.その間,1996年米国スタンフォード大学招聘研究員(1年間).毎日多くの元気な学生たちと一緒に,食品成分の生理機能性(特に脂質代謝への影響)と安全性(特にアレルゲン性)に関する研究を行っている.基礎研究だけでなく,社会の役に立つ「アウトプット」を意識した研究を進めています.
- <著作>
-