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Q38. 特に定量性のよい蛍光多重検出システムはありますか?
- A.Cy3標識二次抗体とCy5標識二次抗体を用いたECL Plex(GEヘルスケア社)と汎用蛍光スキャナの組合せや,700 nmと800 nmの2つの近赤外領域の波長の検出が可能なOdyssey(Li-COR社)などの蛍光検出システムがおすすめだ
- これらのシステムは,定量性のよい蛍光検出のメリットと,目的タンパク質とローディングコントロールの2つのバンドを異なる波長で同時に検出できるメリットから,定量性の優れたデータが得られる.Odyssey(Li-COR社)の場合は定量解析用のアプリケーションソフトも使いやすい.
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プロフィール
- 森山 達哉(Tatsuya Moriyama)
- 京都大学農学部食品工学科卒.同大学院農学研究科修士課程,博士課程ののち,京都大学食糧科学研究所助手 等を経て2005年に近畿大学農学部講師,2008年准教授.その間,1996年米国スタンフォード大学招聘研究員(1年間).毎日多くの元気な学生たちと一緒に,食品成分の生理機能性(特に脂質代謝への影響)と安全性(特にアレルゲン性)に関する研究を行っている.基礎研究だけでなく,社会の役に立つ「アウトプット」を意識した研究を進めています.
- <著作>
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