特集号では診断学の第一歩である視診からどのように診断にいたるのか，皮膚科医の診断への思考過程を秋田大学の梅林芳弘先生にお願いした．また，レジデントの多くが知りたいと望んでいる軟膏療法の基本については山形市立病院の角田孝彦先生に解説していただいた． 食物などによるアナフィラキシーショックは最近増加している．生命にかかわるため，初期治療はきわめて重要である．また，救命し得ても，原因がわからず，再発をくり返して救急部に搬送される症例もある．原因追及は簡単なようで難しい，原因物質が判明し，再発を回避できたときは名医になったような気分になる．犯人（原因）は意外なところにいる．アナフィラキシーの犯人探し（原因検索）の醍醐味をその治療方法の妙技とともに感じとってほしい． 熱傷の患者を最初に診察して，判断に迷うことの第一は外来で局所処置のみでよいのか，入院して輸液をすべきなのかである．その判断のポイントと必要な検査を身につけてほしい．同様に，電撃症，凍傷，化学熱傷いずれも突然来られてもとまどう疾患である．緊急に対処しないといけない場合もある．基本的な治療は頭に入れて，現場で混乱しないようにしてほしい．薬疹のなかには命にかかわるものがある．生命の危険のある薬疹を見極めて早期に積極的に治療することは重要である．医原性疾患であるので診断，治療の遅れは責任重大である．壊死性軟部組織感染症は早期診断，早期デブリドマンが重要であるが，蜂窩織炎や深部静脈血栓症との鑑別が重要である． 褥瘡は古くて新しい疾患である．よく診て，考え，状態に応じた適切な治療を施行してほしい．最近話題になっているラップ療法についても言及していただいた． 内臓疾患を皮膚から発見するコツについては，発疹を知っているか知らないかで違う．皮膚を診られるようになるといろいろなことがわかってくる．レジデント研修のなかで知っておくべきことをQ&Aでまとめさせていただいた．
特集号では診断学の第一歩である視診からどのように診断にいたるのか，皮膚科医の診断への思考過程を秋田大学の梅林芳弘先生にお願いした．また，レジデントの多くが知りたいと望んでいる軟膏療法の基本については山形市立病院の角田孝彦先生に解説していただいた．
食物などによるアナフィラキシーショックは最近増加している．生命にかかわるため，初期治療はきわめて重要である．また，救命し得ても，原因がわからず，再発をくり返して救急部に搬送される症例もある．原因追及は簡単なようで難しい，原因物質が判明し，再発を回避できたときは名医になったような気分になる．犯人（原因）は意外なところにいる．アナフィラキシーの犯人探し（原因検索）の醍醐味をその治療方法の妙技とともに感じとってほしい．
熱傷の患者を最初に診察して，判断に迷うことの第一は外来で局所処置のみでよいのか，入院して輸液をすべきなのかである．その判断のポイントと必要な検査を身につけてほしい．同様に，電撃症，凍傷，化学熱傷いずれも突然来られてもとまどう疾患である．緊急に対処しないといけない場合もある．基本的な治療は頭に入れて，現場で混乱しないようにしてほしい．薬疹のなかには命にかかわるものがある．生命の危険のある薬疹を見極めて早期に積極的に治療することは重要である．医原性疾患であるので診断，治療の遅れは責任重大である．壊死性軟部組織感染症は早期診断，早期デブリドマンが重要であるが，蜂窩織炎や深部静脈血栓症との鑑別が重要である．
褥瘡は古くて新しい疾患である．よく診て，考え，状態に応じた適切な治療を施行してほしい．最近話題になっているラップ療法についても言及していただいた．
内臓疾患を皮膚から発見するコツについては，発疹を知っているか知らないかで違う．皮膚を診られるようになるといろいろなことがわかってくる．レジデント研修のなかで知っておくべきことをQ&Aでまとめさせていただいた．
皮膚病の診療を学ぶならまずこの１冊！皮膚の基本的な見かた，考え方，原因検索，初期対応を解説！蕁麻疹などのよく出会う病変から筋膜炎などの緊急性の高い病変まで，誰もが知っておきたい皮膚病の対応が満載！
本書は全国の羊土社取扱書店にてご購入いただけます．店頭にて見当たらない場合は，下記情報を書店にお伝え下さい．
お近くに取扱書店が無い場合，特に海外でご覧になりたい場合，羊土社HPでのご注文および発送も承っておりますので，下記ご参照のうえ，注文をご検討ください．
本書を羊土社HPにてご購入いただきますと，本体価格に加えて，送付先・お支払い方法などにより下記の費用がかかります．お手続き等詳細は書籍購入案内のページをご参照ください．
※この表は本書のみご購入いただいた場合の費用をまとめたものです．他の書籍を同時に購入する場合はお申し込み金額や重量により費用が異なってまいりますのでご注意ください．