皆さんは,「痛み」の診療で困ったことはあるでしょうか.痛みは日常診療で最もよく遭遇する症状の1つです.私たちは,すみやかに患者さんの痛みをとってあげたいと願います.しかし,その一方で,痛みの訴えは多彩であり,診断を確定するためにむやみに鎮痛薬を使えない場合や,痛みの原因を特定できずになかなか痛みを抑えることができない場合もあります.その疾患,状況により痛みの対処も異なるため,診療に苦慮することも多いのではないでしょうか. そこで今回,「よく困る痛みの診かた」と題して,その対処法を学ぶ特集を組みました.本特集の構成は大きく総論と各論の2つから成ります.まず総論では「痛み」を診る際の基本について,そして各論では,救急,病棟,外来を問わず,初期研修医に身近なよく困る「痛み」を取り上げて,具体的な場面での対応について,経験豊かな先生に解説していただいています. (中略) 平均余命の延長とともに痛みの問題が国際的にもクローズアップされ,標準的な指針や推奨が作成されています.今後,疼痛・緩和ケア科などを中心としたチーム医療が各分野に拡がり,人材の育成やネットワークづくりが進むことが期待されます. 今回の特集が,皆さんの痛みの理解の一助となり,痛みの診療の向上に役立つことができれば幸いです.
皆さんは,「痛み」の診療で困ったことはあるでしょうか.痛みは日常診療で最もよく遭遇する症状の1つです.私たちは,すみやかに患者さんの痛みをとってあげたいと願います.しかし,その一方で,痛みの訴えは多彩であり,診断を確定するためにむやみに鎮痛薬を使えない場合や,痛みの原因を特定できずになかなか痛みを抑えることができない場合もあります.その疾患,状況により痛みの対処も異なるため,診療に苦慮することも多いのではないでしょうか.
そこで今回,「よく困る痛みの診かた」と題して,その対処法を学ぶ特集を組みました.本特集の構成は大きく総論と各論の2つから成ります.まず総論では「痛み」を診る際の基本について,そして各論では,救急,病棟,外来を問わず,初期研修医に身近なよく困る「痛み」を取り上げて,具体的な場面での対応について,経験豊かな先生に解説していただいています.
(中略)
平均余命の延長とともに痛みの問題が国際的にもクローズアップされ,標準的な指針や推奨が作成されています.今後,疼痛・緩和ケア科などを中心としたチーム医療が各分野に拡がり,人材の育成やネットワークづくりが進むことが期待されます.
今回の特集が,皆さんの痛みの理解の一助となり,痛みの診療の向上に役立つことができれば幸いです.
救急・病棟・外来で研修医に身近なよく困る痛みの診かたを解説!腹痛・腰痛・がん性疼痛・神経障害性疼痛や原因がよくわからない慢性疼痛への対応はもちろん,痛みの鑑別・メカニズム・薬物療法なども基本から学べる
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