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●今，ここにある痛み・しびれをどうするのか おおむね3カ月以上持続するとされる慢性疼痛は腰，肩，膝，頸部に多く，骨関節疾患が多いとされています．長引く痛みやしびれは患者さんだけでなく，対応を迫られるわれわれ医療者をも苦しめます．あたかもけたたましく鳴り続け，止められない壊れた目覚まし時計や，車の盗難防止のクラクションのように．その患者さんたちをすべて整形外科医に紹介して事足れり，としていたのではあなたは総合診療医として信頼を得ることはできないでしょう．超専門化が進みそれぞれの診療科があたかも“サイロ”のように孤立してしまっている縦割りの医療体制．そのなかで逆に1人の患者さんをあらゆる面から診て統合する“あなたの専門医”として，すべての診療科にまたがる可能性がある“痛み，しびれ”に対応するのが総合診療医の大切な役割です． （中略） 患者さんの訴える痛み・しびれは診療の現場では，われわれ医療者と患者さんのコミュニケーションツールとなります．決して体験することのできない他人の痛みやしびれという感覚を通じて，出会った両者が何とか折り合いをつけてその関係性から患者さんたちが飛び立っていけるように，そんな「BIO-PSYCHO-FAMILY-SOCIAL」な視点でサポートするのが総合診療医の役目だろうと思います． さあ，痛み・しびれがつくり出すコミュニケーション・ワンダーランドへ！！！！！（後略）
おおむね3カ月以上持続するとされる慢性疼痛は腰，肩，膝，頸部に多く，骨関節疾患が多いとされています．長引く痛みやしびれは患者さんだけでなく，対応を迫られるわれわれ医療者をも苦しめます．あたかもけたたましく鳴り続け，止められない壊れた目覚まし時計や，車の盗難防止のクラクションのように．その患者さんたちをすべて整形外科医に紹介して事足れり，としていたのではあなたは総合診療医として信頼を得ることはできないでしょう．超専門化が進みそれぞれの診療科があたかも“サイロ”のように孤立してしまっている縦割りの医療体制．そのなかで逆に1人の患者さんをあらゆる面から診て統合する“あなたの専門医”として，すべての診療科にまたがる可能性がある“痛み，しびれ”に対応するのが総合診療医の大切な役割です．
（中略）
患者さんの訴える痛み・しびれは診療の現場では，われわれ医療者と患者さんのコミュニケーションツールとなります．決して体験することのできない他人の痛みやしびれという感覚を通じて，出会った両者が何とか折り合いをつけてその関係性から患者さんたちが飛び立っていけるように，そんな「BIO-PSYCHO-FAMILY-SOCIAL」な視点でサポートするのが総合診療医の役目だろうと思います．
さあ，痛み・しびれがつくり出すコミュニケーション・ワンダーランドへ！！！！！
（後略）
腰痛や膝痛，肩こりなどへの対応はきちんとできていますか？関節炎・坐骨神経痛・骨折の診かたや，オピオイド・漢方の使い方，ブロック治療などのコツを凝縮して解説！患者さんへの説明のポイントもわかります．
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第13回 上気道症状患者は早期に抗菌薬治療を受けるべきか？
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