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國松淳和/著
■定価3,300円(本体3,000円+税10%) ■四六判 ■296頁 ■金原出版
読み | 項目 | サブ項目 | ページ |
---|---|---|---|
10パー | 10パー? なめてんのか | 269 | |
70だい | 七十代の女性が急に右の膝関節痛で臨時受診した | 119 | |
BPPV | BPPV | 良性発作性頭位めまい症 | 223 |
日中などに起きて活動をしている最中に急に起こったBPPVは,まずBPPVとせずに進めたほうがよい | 224 | ||
Epley法だ! と鼻息が出るようなBPPV | 226 | ||
EBM | EBM,まさかの濡れ衣 | 205 | |
Take | Take Home Massage | Take Home Messageなる刺さりもしない薄いご本人方の「未来に役立ちそうにない漠然としたスローガン」 | 158 |
Taking | “Taking a medical history”とTake(テイク)を用いる | 102 | |
UNAGI | UNAGI GRIP! | 193 | |
あいづち | 相槌を打つのは弟子のほうである | 124 | |
あいてを | 相手を攻撃する人の最大の目的 | 33 | |
あかしじ | アカシジア,パーキンソニズム | 228 | |
あせとあ | アセトアミノフェンやNSAIDが不応であることはさっさと確認 | 231 | |
あなたは | あなたは健全です | 25 | |
あやまっ | 謝ったのは「五手目」 | 33 | |
ありがと | ありがとう | 「ありがとう」と言われることは,高い目標ではありません | 29 |
問診票,書いてくださってありがとうございます | 30 | ||
あるふぁ | 「アルファ」を加えると予想がどう変わるか,絞られるか | 171 | |
あれ…… | あれ……こんなあたり一面びしょびしょ…… | 173 | |
あんがー | アンガーはマネジメントできません | 5 | |
あんど | 安堵 | 110 | |
いいこ | 良い子 | 89 | |
いしのい | 医師の印象 | 99 | |
いしほう | 医師法第一章・第一条 | 24 | |
いしゃ | 医者 | あなたが負ってやるのではなくあなたが演じた医者に負わせればいい | 51 |
病歴は,医者が完成させる | 103 | ||
ラグビーの選手は処方を受けた患者,ラグビーの監督は処方した医者 | 208 | ||
こんなことを言う医者は呪われたらよい | 221 | ||
そんな医者は,一生常時このめまい発作に襲われたらよい | 225 | ||
いたみ | 痛み | 「痛みでふさぎ込む」というイメージがあるが,意外とそうではない | 229 |
そういえばこの十年,仕事と痛みのことだけでした | 230 | ||
いちどじ | 一度自分の「主電源」を切り | 129 | |
いちばん | 一番すぐアクセスできる「自分」 | 28 | |
いつから | いつからどんな感じですか〜 | 123 | |
いっしょ | 一緒です | 119 | |
いっしょ | 一緒にするな | 119 | |
いっしょ | 一緒に登山の準備(ルート確認,荷造り,トレーニングなど) | 248 | |
いっぽう | 「一方的に患者さんが話してくる」のではなく一方的に聴いていると考える | 130 | |
いつもの | いつもの | 216 | |
いんとう | 咽頭の観察.それにはまず口を開けさせますね | 133 | |
うちゅう | 宇宙人である | 34 | |
うなぎり | うなぎ理論 | 131 | |
うん.き | うん.筋トレしよう | 265 | |
えびでん | エビデンスお兄さん | 9 | |
おうき | 嘔気 | 嘔気・嘔吐のインパクトの強さが熱苦痛を完全に凌駕する | 220 |
嘔気がつらそうだと察せられない医師 | 220 | ||
嘔気に積極的に取り組むのが賢明 | 222 | ||
おかいけ | お会計のことを気にしてくれた | 240 | |
おくすり | 「お薬は必ず食後で」とかなり強固に認識している患者が多い | 222 | |
おこって | 怒っている患者さん | 81 | |
おしごと | お仕事なんだから | 41 | |
おそろし | 恐ろしい話 | 自分の症状や困りごとがまるで「外から降ってきた」「外部から纏わり付いてきた」かのように考えている | 247 |
おはよう | 「おはようございます」は秀逸です | 31 | |
おれたち | おれたちはこれで飯を食っている | 174 | |
が,なに | が,なにぶん専門的なので | 66 | |
かーどだ | カードだのスライドだの「子どもだまし」に賛同できない先生 | 170 | |
かいしゃ | 解釈モデルなど聞き過ぎてはダメです | 204 | |
がいらい | 外来 | 外来診療に自信がない人 | 3 |
初期研修医に外来をやらせていました | 59 | ||
「また来たくなる外来」にするためには「施し」を与えなければなりません | 194 | ||
もう二度と行かない外来 | 256 | ||
もう来なくていい外来 | 259 | ||
外来開始10分前に読む | 270 | ||
かくてい | 確定診断後から仮説生成,このゾーンはみなさん,本当に弱いです | 155 | |
かぜ | 風邪 | 風邪です | 143 |
「風邪」という仮説を同時に検証 | 144 | ||
風邪という仮定のもとでもう治療についても考えます | 144 | ||
かせつな | 仮説なしに,展開できない | 114 | |
がちがち | ガチガチに徹底的に | 36 | |
かっこよ | カッコよくするか,綺麗にするか,ウケる・モテる服装にしてください | 53 | |
かようび | (火曜日定休日だから)今日は一日時間があるな | 96 | |
かんじゃ | 患者が変質するかもしれないという可能性に無自覚 | 108 | |
かんじゃ | 患者さん側が寄り添う医療を望んでいないことがあります | 39 | |
かんじゃ | 患者さんは「症状のことを言えばいいんだ」とわかり | 91 | |
かんじゃ | 患者に怒りを覚える | 48 | |
きずな | 絆 | 23 | |
ぎつうふ | 偽痛風 | 偽痛風かな | 120 |
頭にはある程度いつも偽痛風 | 120 | ||
偽痛風かもという仮説を,いずれも「ハッとして」「軽く」取り下げている点 | 121 | ||
きまりで | 決まりで飲む処方箋を作成すべき | 226 | |
きゅうき | 救急患者に対応する当直業務(※言葉の矛盾あり) | 58 | |
きょうは | 強迫 | 107 | |
くにまつ | 國松からの合格証 | 252 | |
くびのけ | 首の血管の雑音はありませんでしたよ | 134 | |
ぐらむせ | グラム染色でもし菌体がみえたら,ハッとして化膿性だったかもと切り替えればよい | 121 | |
くりかえ | 繰り返し「関心を向ける」 | 35 | |
ぐるぐる | 「ぐるぐる」は病歴聴取上,役立たないと言う諸家もいるが,私は役立つと思う | 223 | |
くれーむ | 「クレーム」は,後から来ます | 74 | |
くんりん | 君臨 | 185 | |
けいじさ | 刑事さんの取り調べもこのような感じ | 88 | |
けいつい | 頸椎症 | 212 | |
けっかが | 結果がAだったら○○しますが,結果がBだったら△△しましょう.多分Bです.そうだとよいですね! | 186 | |
けんさ | 検査 | 検査は治療 | 176 |
「検査」は患者さんとの距離感を適正化し,コミュニケーション上のマイナスを防ぎ,そして患者さんにほっとしてもらう効果があるかもしれない | 180 | ||
ごうけい | 合計十六分としたかったのだろうと思います.しかし実際には四十三分もかかってしまいました | 16 | |
ここはせ | ここはせめて読点「,」でなくてはなりません | 214 | |
ことばは | 言葉はなくても最後にこちらを一瞥する患者さん | 258 | |
このあと | この後「胸に聴診器を当てよう」と決めたとします | 145 | |
このやく | 「この薬剤が効く」といった臨床薬学的な議論の土俵に立てない | 232 | |
こみゅし | コミュ障を克服しようとかというもの | 6 | |
ごれいさ | 五苓散を二包 | 227 | |
さいごに | 最後に,そっと謝る | 84 | |
さんぷん | 三分 | 89 | |
じかんあ | 時間圧 | 13 | |
じくあし | 軸足を,意識的に置く | 115 | |
じこけい | 『自己啓発本』という表現形式 | vii | |
じぞうと | 地蔵とアンドロイドをミックスした感じ | 130 | |
しつこく | しつこく問診すると実際には二十歳から | 216 | |
してほし | してほしいのはそれだけです.私からも,あなたのご不安については伝えておきます | 66 | |
じぶんの | 自分の専門外 | 71 | |
しゅうき | 周期し綺麗な三角関数で表せることの美しさ | 19 | |
しゅつじ | 出場馬全部の馬に賭けた | 156 | |
じょうく | 上空から見ると,実際には前に進んでいる | 182 | |
しょうじ | 症状観はあくまで医師の主体性から発せられる | 205 | |
しょうれ | 症例報告 | 158 | |
しょほう | 処方の内容の決めかたに私は多分こだわりがあります | 198 | |
しろいお | 白い大きめのメモ書き | 137 | |
しんきせ | 心気症 | 229 | |
しんさつ | 診察室から逃げる準備 | 32 | |
じんせい | 人生初の「ラーメン二郎」 | 212 | |
しんたい | 身体診察 | 身体診察を「アナログ検査」と呼んでいます | 181 |
身体診察をしている最中は誰の邪魔も入りません | 184 | ||
しんたい | 身体表現性障害 | 229 | |
しんだん | 診断エラーなる謎の心理学的反省 | 158 | |
しんだん | 診断がわかった後にこそとりわけ嬉々として騒ぎ出す | 155 | |
しんだん | 診断というものの圧倒的安堵感 | 265 | |
しんぷる | シンプルに患者の症状に関心をフォーカスするのがよい | 92 | |
しんりょ | 診療が成功する時の患者さんとの距離 | 42 | |
しんりょ | 診療の主役は治療 | 189 | |
せきつい | 脊椎関節炎かもしれない | 231 | |
せぶんい | セブン-イレブンのコーヒーの香りのよさとコスパ | 244 | |
せんげつ | 先月孫が生まれました | 100 | |
ぜんしん | 全身の疼痛(疼痛性障害) | 228 | |
ぜんぜん | 全然変わりません.何も | 246 | |
そういく | 創意工夫の余地がある疾病 | 227 | |
そうわと | 総和としてはふんわりさせて | 124 | |
そのため | そのためには,他人と同じ努力では無理です | 251 | |
たいしょ | 対症療法 | 対症療法を試みようとするだけでよい | 199 |
対症療法の決めかたの文脈に即した「症状観」と「薬剤観」 | 201 | ||
対症療法のための症候学 | 211 | ||
片頭痛は根本治療ができないので,治療イコール対症療法 | 211 | ||
風邪や急性腸炎も対症療法 | 212 | ||
対症療法の手を緩めない,介入をしきる | 221 | ||
だいぶQ | だいぶQOLを落としてから受診する | 217 | |
だけんき | 打鍵器がおすすめ | 135 | |
ただちに | ただちに言うべきは | 66 | |
ちゅうこ | 中高年以上では脳卒中のリスクを一段上げておく | 225 | |
ちょう | 超×× | 85 | |
ちりょう | 治療の第一選択は「薬の頓服方法の指導」 | 218 | |
ついった | ツイッター | 85 | |
つういん | 通院している患者さんの平均HbA1cは何と7%を切っていて | 7 | |
つきそい | 付き添い者は飛車や角 | 78 | |
ていうか | ていうかですね | 126 | |
ですよね | ですよね.私も甘いもの大好きです.あんまんとか食べちゃいます | 139 | |
てんかん | 転換性障害 | 229 | |
どうせね | どうせ熱心にまとめようとしてもわからないのだから,最初はしゃべらせる | 128 | |
とうつう | 疼痛性障害 | 229 | |
とにかく | とにかく「労い」から | 84 | |
なんでも | 「なんでもみろ」というようなメンタリティで迫ってくるような患者さん | 71 | |
なんとい | 何というか,ちょっと相談してみているというだけ | 72 | |
なんとい | なんというかどうでもいい人 | 45 | |
なんとな | 「⑥なんとなく様子がおかしい」が加わったら | 205 | |
にしゅう | 二週後に受診が確約されていることの安心感 | 18 | |
のろうい | ノロウイルス感染症 | ー | 220 |
意識障害があれば,たとえノロウイルス感染症であると(状況から)わかっていても危険 | 220 | ||
はいけっ | 敗血症の本態は組織低酸素 | 257 | |
はいぼく | 敗北感orz | 220 | |
はなしの | 話の切り上げかた | 133 | |
はんかち | ハンカチの中に入れておきトイレに立つと見せかけてこっそり服用する | 218 | |
はんしゃ | 反射があまり出ませんね……末梢神経障害はあるかもしれない | 135 | |
ひえきっ | 冷え切った恋人や夫婦の別離 | 242 | |
びっくり | びっくりするくらい,臨床の仕事が長持ちします | 26 | |
ひっしゃ | 筆者自身の頸椎MRI | 212 | |
ひとりよ | 一人予診 | 92 | |
びょうめ | 「病名はないけれど」の部分にも安堵 | 265 | |
びょうれ | 病歴聴取 | 病歴聴取が捗ります | 36 |
「病歴聴取」に関して非常に刺さる面白い記述 | 101 | ||
病歴聴取は,ジャズです | 105 | ||
病歴聴取をしている段階からもう治療のことを考えられる | 141 | ||
ふあんと | 「不安」という状態の本質は「選択肢が少ない」ところ | 187 | |
ふていし | 不定愁訴だと思う前に | 205 | |
ふめいね | 不明熱? | 35歳 男性 | 159 |
35歳 男性 ウガンダ帰り | 160 | ||
35歳 男性 肝障害 MSM | 161 | ||
35歳 男性 肝障害 AML,地固め療法1コース目施行後,骨髄抑制期の発熱 | 162 | ||
70歳 女性 頭痛 | 164 | ||
70歳 女性 肝障害 | 165 | ||
70歳 女性 肝障害 入院中! | 166 | ||
70歳 男性 睾丸痛 | 167 | ||
24歳 男性 睾丸痛 | 168 | ||
ふらとれ | フラトレ | 159 | |
ぶれいく | ブレイクスルーできないというとき | 4 | |
ぷろふぁ | プロファイリングは犯罪捜査(と,目指す成果としての犯人検挙)の一手法 | 94 | |
へんずつ | 片頭痛 | ー | 215 |
片頭痛にしては明らかに発症年齢が遅いので | 216 | ||
そんな不気味な片頭痛はなんだか怖いので | 217 | ||
片頭痛発作で下がるQOLの程度を,患者自身が定量できていないことが多い | 217 | ||
へんとう | 扁桃周囲膿瘍になった患者さんだけが,後から怒っている | 76 | |
ほうげん | 方言 | 77 | |
ほか…… | ほか……なんか聞いとくことありますか〜 | 241 | |
ほどこし | 施し | 治療は「施し」だが,診断は「施し」ではない | 194 |
「國松先生へ相談すること」は施しではありません | 195 | ||
「施し」を控える医師 | 196 | ||
施しという言葉が嫌だ | 197 | ||
ほんしょ | 本書を読んでいない先生 | 238 | |
まずはN | まずはNSAIDで練習する | 218 | |
またきて | 「また来てみよう」と思わせることが重要 | 55 | |
またなっ | またなったらこれを飲んでください.じっとせずに水分をとって動いてください | 227 | |
まどぐち | 窓口支払額 | 240 | |
まみをむ | マミを迎えにいかないといけないのよ,帰りに〜 | 256 | |
まよなか | 真夜中の場末のバー | 105 | |
みじたく | 身支度する動作から類推される筋力 | 257 | |
みみのと | 耳の遠さが測定できます | 32 | |
むねじゃ | 胸じゃないの……首…に? そんな先生初めて | 134 | |
むねでは | 胸ではなく黙って頸部に聴診器を当てます | 134 | |
めまい | めまい | めまい診療 | 212 |
良性発作性頭位めまい症(BPPV) | 223 | ||
めまいのフェーズの切れ目(めまいが治まった瞬間)がわからないためかもしれない | 224 | ||
めまいと | めまいと吐き気,どっちがつらいですか? | 225 | |
めをしっ | 目をしっかり見なくても | 85 | |
もちべー | モチベーションには「ビッグ2」 | 22, 29 | |
やくざい | 薬剤観とは | 206 | |
やくざい | 薬剤への「失望」は,アドヒアランスも悪くする | 232 | |
やりとり | やりとりの中で患者は時々刻々と不確かなものになっていきます | 50 | |
よかった | よかった〜 | 30 | |
よくおは | よくお話を聞くことが,まずやることですよ | 66 | |
よくなり | よくなりました.ちょっと自分でやってみます | 260 | |
よそうが | 予想がギューンと変わる | 163 | |
りそうろ | 理想論です | 24 | |
わからな | わからなかったらどうしよう | 「わからなかったらどうしよう」とは言いますが,そんなことはないはずなのです | 59 |
「わからなかったらどうしよう」の「どうしよう」の部分が漠然とし過ぎている | 63 |