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総監修/山田悠史,
企画・協力/松本朋弘 小澤秀浩
■定価3,850円(本体3,500円+税) ■A5判 ■210頁 ■丸善出版
読み | 項目 | サブ項目 | 掲載ページ |
---|---|---|---|
1,980 kcal | 1,980 kcal(ビッグマックⓇ 約4個分) | 82 | |
17さい | 17歳時にボディイメージの障害があり, 神経性無食欲症を発症した | 40 | |
2003ねん | 2003年の急性膵炎ガイドラインから早期の経腸栄養が推奨 | 57 | |
300~500kcal | 300~500 kcal/日程度の栄養投与により腸管保護を狙う trophic feeding | 30 | |
6 g | 6 g/日未満の塩分制限 | 89 | |
60さい | 60歳以上では塩味に対する味蕾の閾値が4倍になっている | 76 | |
90さい | 90歳以上の超高齢者 | 95 | |
BMI | BMI 25 kg/m2未満を目標にカロリー制限 | 90 | |
CKD | CKD患者に対するタンパク質の制限は糸球体内圧の低下をきたし,腎臓の間質の繊維化を軽減させる | 125 | |
COPD | COPDが全身性炎症性疾患である | 69 | |
COPDの患者においてBMIが大きいほど FEV1の低化率が少ない | 80 | ||
COPDはフレイルに対して独立したリスク因子 | 66 | ||
DASH | DASH(dietary approaches to stop hypertension)食とは,野菜や果物,低脂肪乳製品を多く摂取し,飽和脂肪酸とコレステロールの摂取を抑える | 93 | |
DKA | DKAや高浸透圧高血糖状態(HHS)の病態では,5~10Lほど脱水がある | 25 | |
EN | EN(経腸栄養)を遅らせることが望ましい場面 | 28 | |
ENかい | EN開始の判断基準として腸蠕動音の確認は条件としないようガイドラインで強く推奨されており | 29 | |
GLIM | GLIM 基準は,サルコペニアにも配慮されており,血液検査が不要で,現症と病因だけで使用できる | 3 | |
lag | lag time to benefit | 95 | |
LESしょく | LES食とは1日のトータルカロリーの内,約200 kcal を夜間就寝前に摂取する栄養療法 | 111 | |
MNA-Short Form | MNAⓇ-Short Formは入院中の65歳以上の高齢者を対象に開発されたツール | 3 | |
NAFLD | NAFLD患者には禁酒を推奨 | 114 | |
NPPV | NPPV使用中の経腸栄養(EN)は,死亡率や呼吸状態悪化の報告があり,避けたほうが無難 | 66 | |
NYHA | NYHA I~IIの心不全では食塩7.5 g以下の過度な塩分制限は不要で,食事量が落ちない程度に9 g程度の塩分制限をかければよい可能性 | 76 | |
patient journey | patient journey の考え方を取り入れることで,普段の診療を患者視点のものの見方に変える(リフレーミングする) | 11 | |
UDF | UDF(ユニバーサルデザインフード)マークのついた商品の例 | 159 | |
あかいに | 赤い肉より白い肉(鶏肉) | 6 | |
あくえき | 悪液質の病態になるとエネルギー消費量は減少し,これ に対して過剰な栄養投与を行うと病状の増悪を引き起こす | 136 | |
あつりょ | 圧力鍋を使った時短調理 | 160 | |
あるこー | アルコール性肝硬変患者 | 110 | |
アルコール性急性膵炎(重症) | 57 | ||
いきるた | 生きるために食べよ,食べるために生きるな(Thou shouldst eat to live; not live to eat) | 10 | |
いしうす | 石臼挽きそば粉の冷しぶっかけとろろそば | 173 | |
いしのし | 医師の指示に従わずに経口摂取を継続した摂食嚥下障害患者群が肺炎発症の減少と関連していた | 48 | |
いぜんて | 胃全摘 | 121 | |
胃全摘後の患者においてメコバラミンを経口投与してもビタミンB12値が上昇する | 123 | ||
胃全摘の患者では,ビタミンB12の投与が永続的に必要 | |||
いつもの | いつもの食事の前にサラダ,食事の後にフルーツを追加して食べてください | 94 | |
いのせつ | 胃の切除後に起こる消化器症状,吸収不良,ダンピング症候群などを総称して胃切除後症候群 | 121 | |
いろうの | 胃瘻の良し悪しを決めつけずに | 54 | |
うっけつ | うっ血性心不全 | 84 | |
うっ血性心不全の入院患者 | 72 | ||
うんどう | 運動とビタミンDサプリメントの組み合わせが,筋肉量の増加と関連する | 163 | |
えんきょ | 遠距離介護をしている場合も家族は心配でならない | 190 | |
えんぶん | 塩分制限を行うことで味気なさから食事摂取量を低下させ,栄養不良となる | 76 | |
おうだん | 横断歩道を青信号の間に渡り切ることが難しいため | 156 | |
おぴおい | オピオイド投与が原因で食べられない | 136 | |
オピオイド誘発性の嘔気は数日で耐性ができる可能性が高く,短期間の制吐薬の使用で改善が見込めます | 139 | ||
おひたし | お浸しにごま油やごまドレッシング | 167 | |
がすとろ | ガストログラフィンには,その高張性により腸管内腔に液体を引き込み,腸管壁の浮腫を減少させ,腸の蠕動運動を促進させる効果も期待できます | 24 | |
かどにげ | 過度に厳格な減塩のために食欲が低下し,フレイルを招いてしまう可能性 | 84 | |
かまなく | 「かまなくてもよい食事」シリーズ | 189 | |
かむちか | 「かむ力が弱くなった方向けの食事」シリーズ | 189 | |
がらすと | ガラス扉の冷蔵庫や戸棚にお菓子を置き,自由な時間に摂取できる環境を提供するだけでも効果を示しています | 149 | |
かりうむ | Kの摂取が一概に推奨できない場合 | 93 | |
かろりー | カロリーやタンパク質を効率的に摂取できるケーキやサンドイッチなどの間食を追加 | 149 | |
がんかん | がん患者の栄養状態 | 136 | |
かんじゃ | 患者に適した歯ぐきでもつぶせるコンビニ食について考えてみます | 163 | |
がんしゅ | 「がん終末期=改善しない」という先入観をもたないことが大切 | 139 | |
かんせつ | 間接熱量計は,人工呼吸器回路に組み込むことで容易に測定できます | 31 | |
かんりえ | 管理栄養士による栄養カウンセリングを含む栄養介入が,神経性食欲不振症に対するチーム医療の不可欠な要素である | 46 | |
きかんせ | 気管切開後の重症COPD患者で,人工呼吸器離脱がなかなか進まないような例では,高脂質/低炭水化物療法を試してみてもよい | 69 | |
きゅうせ | 急性期の過剰栄養(overfeeding)も害を及ぼしうる | 30 | |
急性期は,タンパク質異化や筋肉量減少を生じるため,タンパク質を積極的に補充 | 31 | ||
きんいしゅ | 筋萎縮性側索硬化症患者では胃瘻造設による栄養療法で体重減少を10%未満に抑えることで,生存率の上昇 | 54 | |
きんえん | 禁煙により HbA1cの低下 が起こりますが,基礎代謝の低下により一時的に体重が増加することがあります | 103 | |
くりかえ | 繰り返す低血糖は認知機能低下の原因となる | 105 | |
けいこう | 経口栄養を始める重症患者では,全例で意識レベル,嚥下機能の評価が必要 | 33 | |
けいしょ | 軽症急性膵炎では嘔吐やイレウスがない限り早期の経口摂取開始が勧められています | 62 | |
けんこう | 健康な高齢者の死亡リスクが体重過多の範囲で最も低い | 150 | |
けんしん | 検診で高血圧を指摘されて内科外来を受診 | 89 | |
こうけっ | 高血糖による浸透圧利尿が生じるため,尿量は必ずしも体液量の改善を反映していると限らない | 25 | |
こうしぼ | 高脂肪/低糖質食はルーチンで行う必要はない | 68 | |
こうない | 口内炎の痛みのため食事摂取が困難 | 140 | |
こうれい | 高齢者では,WHOの基準で,前肥満に該当するBMI 25~30kg/m2は許容 | 96 | |
高齢者の入院時の栄養不良の頻度は56.8% | 13 | ||
高齢者向けに開発および検証された最も一般的なスクリーニングツールは,簡易栄養状態評価表(Mini Nutritional Assessment : MNAⓇ)のショートフォームです | 147 | ||
高齢の高血圧患者 | 95 | ||
高齢の糖尿病患者(外来) | 104 | ||
ごえんが | 誤嚥があるからといって,安易に絶飲食を指示してはいけません | 48 | |
こーど3 | 「コード3」などという言葉を聞くと,患者はつい不安になってしまいますが,食事の形態や必要な咀嚼力などの条件さえ満たしていればよい | 177 | |
こんびに | 「コンビニの食事なんて」と思われるかもしれませんが | 174 | |
さかなを | 魚を食べる文化が根強い本邦において,あえて補助的なω-3系多価不飽和脂肪酸の摂取を意識する必要はないのかも | 86 | |
さるこぺ | サルコペニア肥満 | 150 | |
ししつせ | 脂質制限は乳び胸における乳びの減少を除いては十分なエビデンスがありません | 7 | |
じたくで | 自宅で高齢の家族だけで食事療養を頑張って続けていると,家族が疲弊してしまう | 190 | |
じゅうけ | 重慶飯店監修四川風麻婆豆腐 | 172 | |
しゅうま | 終末期に激しい口渇を訴える場合には輸液は増やさず, 対症療法を行います | 143 | |
しゅるい | 酒類製造免許 | 186 | |
しょうあ | 昇圧薬使用中の患者においては非閉塞性腸間膜虚血 (non-occlusive mesenteric ischemia:NOMI)に注意 | 28 | |
しょうちょ | 小腸閉塞(SBO) | 21 | |
しょくざ | 食材を刻んだだけの「きざみ食」は,嚥下食ではありません | 182 | |
しんこう | 進行がん患者の体重減少の原因「がん関連性体重減少」「がん誘発性体重減少」 | 138 | |
じんふぜ | 心不全患者におけ る水分制限についても明確なエビデンスはありません | 85 | |
心不全患者に対して塩分制限をすべきか否かを結論づけることは困難 | 84 | ||
心不全で利尿薬を使うような患者では水分制限は有用に 感じますが,ガイドラインで積極的な水分制限の推奨は出ていません | 74 | ||
心不全での栄養に関する推奨をしている科学的なガイドラインは乏しい | 72 | ||
心不全では悪液質およびサルコペニアが強く関与しており,十分量のタンパク質摂取が求められます | 73 | ||
すーぱー | スーパーマーケットに買い出しに行っても何を買えばよいのかわからず | 156 | |
せいしん | 精神療法だけでは,重症の神経性食思不振の治療には困難であり,心理療法と栄養療法の併用が推奨されています | 45 | |
せいぶん | 成分栄養剤は浸透圧が高いために下痢症状を引き起こしやすく | 119 | |
せいりしょ | 生理食塩水は Na+とCl-が濃く,浸透圧もやや高めで,大量輸液による高クロール 性の代謝性アシドーシスの原因になる | 22 | |
ぜついん | 絶飲食中の輸液はどうしたらよいでしょうか? | 21 | |
せんざい | 潜在性の低栄養にどう気づいたらよいのでしょうか? | 147 | |
そうきこ | 早期・後期ダンピング症候群の病態の違い | 123 | |
そうねん | 壮年期糖尿病患者(外来) | 100 | |
そしゃく | 咀嚼能力が低下したフレイル患者に使えるコンビニ食 | 156 | |
咀嚼能力や嗜好に応じたコンビニ食を提案することが,patient journeyに寄り添った食支援につながり | 157 | ||
だえきが | 唾液が入らないよう小皿に取って食べる | 177 | |
たくはい | 宅配で使える嚥下の栄養 | 189 | |
たけのこ | タケノコはだめだといわれるんだけど,旬だからつい食べちゃうんだよねぇ | 21 | |
たとえT | たとえTPNが必要な状況でも,早期に少量からでも経腸栄養を始められないか常に吟味する | 60 | |
たんせき | 胆石性膵炎(軽症) | 61 | |
たんちょ | 短腸症候群(腸管経路変更後) | 118 | |
短腸症候群患者の約半数が,数年後にはTPN(中心静脈栄養)を離脱できます | 119 | ||
たんぱく | タンパク質欠乏状態のある進行した肝硬変患者にBCAA | 111 | |
タンパク質制限は急性肝性脳症に対する有益な効果はなく,むしろタンパク質の分解を促進させる可能性が示されており | 111 | ||
ちなみに | ちなみに,「シーチキンⓇ」(はごろもフーズ株式会社) は,ツナの缶詰の商品名です | 164 | |
ちょうじょ | 長女から,「食欲が低下していて,前回に入院する前と比べて3 kgも体重が減ってしまいました.どうしたらよいでしょうか?」と相談 | 80 | |
ちょうり | 調理を担う高齢の妻の大変さには,気づいていなかったようです | 176 | |
つるりん | つるりんこシュワシュワ | 185 | |
ていえい | 低栄養患者の判定の際にGLIM 基準を用いることでフレイル患者の早期発見・介入につながる | 3 | |
ていたん | 低タンパク食と減塩食が腎臓の糸球体に与える影響 | 126 | |
てきせつ | 適切な絶飲食や安静の指示はもちろん重要ですが,不必要な指示が患者を不用意にサルコペニアや低栄養のリスクに晒してしまう | 15 | |
でりそふ | デリソフター(ギフモ株式会社)という,やわらか食調理家電 | 160 | |
でんどう | 電動歯ブラシも効果的 | 22 | |
てんびん | 天秤の判断は,時間軸上でも行う | 95 | |
とうしょ | 当初は高カリウム血症があったとしても,インスリン投与と大量補液浸透圧利尿により,かえって低カリウム血症を引き起こす懸念がある | 25 | |
とうせき | 透析が始まっても水分や塩分の制限は必要 | 131 | |
透析開始後は,残存腎機能+透析量が患者の腎機能となるため,透析導入前と同じ食事では各種栄養素が不足します | 130 | ||
透析開始後は透析開始前に比較して,高エネルギー食となり,タンパク質制限や K制限,P制限が緩やかになる | 130 | ||
透析を開始したら食事内容は変える必要がありますか? | 129 | ||
とうにょ | 糖尿病性ケトアシドーシス(DKA) | 24 | |
糖尿病性腎症による慢性腎臓病(chronic kidney disease: CKD)により定期外来通院中 | 125 | ||
どうぶつ | 動物性よりも植物性のタンパク質を摂るplant based diet によりCKDの進展を抑制できた | 127 | |
どうもく | どうも口に合いません | 156 | |
どのよう | どのような食材にPが多く含有されているでしょうか? | 128 | |
なとりう | Naの4分の1をKに置き換えるだけで,脳梗塞や心筋梗塞の予防につながっ ていた | 92 | |
2がたと | 2型糖尿病で肥満が認められる患者ではまず現在の体重の5%の減量を目指し | 100 | |
にくがす | 肉が好きな人でも,脂の乗った魚を週に1~2回は摂取する | 7 | |
にほんの | 日本のNPPVガイドラインは…中略…2015年改訂とやや古く | 66 | |
にゅうい | 「入院」という患者の環境の変化は,見方を 変えれば,患者の栄養状態に変化を与えることができる絶好のチャンス | 14 | |
にょうろ | 尿路感染症(UTI) | 28 | |
のうこう | 脳梗塞発症早期に認められる嚥下障害は可逆性がある | 51 | |
のうそっ | 脳卒中の機能回復は,発症から6カ月程度が見込まれ,それ以降は症状が固定 | 53 | |
はいりす | ハイリスク患者の消化器症状,低血圧や乳酸アシドーシスではNOMIを常に疑い | 36 | |
はぐきで | 「歯ぐきでつぶせる」に該当する料理は,やわらかいハンバーグ,卵焼き,かぼちゃの煮物,ふろふき大根,刺身,かきたま汁など,主食は全粥や軟飯です | 158 | |
ぱそこん | パソコン操作が不得手でオンラインショッピングの経験がない | 189 | |
ばっかん | 抜管後の摂食・嚥下障害は急速に改善する例が多く | 33 | |
抜管前は栄養を一時中止する | 32 | ||
はつらつ | 「はつらつ食品」で購入できる冷凍弁当 | 189 | |
はのじょ | 歯の状態の悪さと適切な食事摂取の間には反比例の関係 | 97 | |
ひあるこ | 非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)患者 | 112 | |
ひきわり | ひきわり納豆であれば食べられる場合 | 172 | |
ひつよう | 必要エネルギー量の60~ 70%に絞って栄養投与を行う permissive underfeeding | 30 | |
ふくさい | 副菜はマヨネーズで和えたポテトサラダやマカロニサラダ | 167 | |
ふしゅが | 浮腫がある患者に実体重を用いて必要栄養量を計算することは望ましくありません | 73 | |
ふとって | 「太っているのに呼吸が楽」 な現象は,「obesity paradox」と呼ばれています | 80 | |
ふれいる | フレイルの症例 | 145 | |
ほんにん | 本人から,「息苦しい 感じはないのですが, 足がむくんで動きにくいんです」 という相談 | 84 | |
まいにち | 毎日エクササイズ群と週末エクササイズ群間での有意差は示されなかった | 90 | |
みかんや | みかんや柿など, 季節のものは食べたいのですが… | 104 | |
みずはそ | 水は相対的にゼリーより嚥下の難易度が高い | 50 | |
みせのじゃ | 「店の蛇口をひねると水じゃなくてワインが出てくる」と普段から豪語 | 57 | |
やみくも | やみくもに運動療法だけを勧めても無効 | 150 | |
ゆえきそ | 輸液速度の増加は必ずしも口渇の改善にはつながらず,口腔ケアがより重要 | 22 | |
ゆびわっ | 指輪っかテスト | 146 | |
りふぃー | リフィーディング症候群(RS)診断基準 | 44 | |
リフィーディング症候群(RS)リスク分類基準 | 41 | ||
りろんじょ | 理論上は,脂質に比べて炭水化物の摂取で二酸化炭素が多く排出されてしまう | 82 | |
りんのか | Pの管理が食事療法のみで困難な場合はP吸着薬を使用して目標値を維持 | 131 | |
るいそう | るい痩著明のCOPD(回復期,慢性期) | 80 | |
るい痩著明のCOPD急性増悪(急性期) | 66 | ||
れとると | レトルトタイプの介護食品は,エネルギーやタンパク質量が少なくなりがち | 158 |