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BCGは1型糖尿病のTCR/CD3発現低下をDNA脱メチル化により改善する

BCG vaccinations drive epigenetic changes to the human T cell receptor: Restored expression in type 1 diabetes
Takahashi H, et al:Sci Adv, 8:eabq7240, 2022
高橋宏幸,Denise L. Faustman
Hiroyuki Takahashi1)/Denise L. Faustman2):Department of Gastrointestinal Surgery, Fukuoka University Chikushi Hospital1)/Department of Immunobiology, Massachusetts General Hospital and Harvard Medical School2)(福岡大学筑紫病院外科学講座1)/マサチューセッツ総合病院・ハーバード医科大学院2)
10.18958/7239-00003-0000468-00

BCGは結核予防だけでなくがんや自己免疫疾患治療に応用されつつあるが,そのメカニズムはいまだ不明である.今回,われわれは1型糖尿病患者のCD4 T細胞表面のTCR/CD3発現がDNAメチル化亢進により減弱していることを発見し,BCG接種により脱メチル化が生じ,その発現が改善することを明らかにした.

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