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【スマホで読める実験医学】運動を筋収縮と置き換えて考える
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「もし運動を薬用ピルに詰め込むことができたなら,多くの症状に効く最も有用な処方薬になるだろう」とは,米国の老化学者・故 Butler博士の有名な言葉である.運動の「全身」におよぶ「多様」な効果を謳う表現として,あるいは運動を推奨する言葉として残されたのであるが,現代では運動を薬とする可能性が議論されるようになった.では,ピルのなかには何を詰め込んだらよいのだろうか.運動効果を生む細胞・分子レベルの機序がいまだわずかしか解明されていないなかで,「Exercise Mimetic1)(運動模倣薬)」の設計図を手にするためのヒントを,筋収縮の側面から得てみたい.
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