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【スマホで読める実験医学】脊髄損傷者の運動と健康
550円
四肢に麻痺をもつ障害者において「運動」ができないことによる生活習慣病は大きな健康リスクだが,障害特性による運動への障壁を解決する医学的知見がまだ不足している.脊髄損傷の場合は不随意な動きである痙縮が運動を阻害する.ラット脊髄損傷モデルにおいてわれわれは痙縮を定量評価できるswimming testを開発した.これによって得られた痙縮の重症度はその分子背景として損傷より遠位でのセロトニンへの過剰反応を反映している.こうした評価系により,痙縮を軽減するリハビリテーションや薬物療法の検証が可能となり運動促進につながると考えている.
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