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【スマホで読める実験医学】リバース・トランスレーショナル研究としてのマウスコホート 概日リズム撹乱と健康問題の因果性に挑む
550円
ヒトの疫学研究から,24時間社会がもたらす生活時間と体内時計のズレが生涯にわたるさまざまな健康問題と相関することが示唆されている.しかし,概日リズムの乱れがなぜこれらの疾患の発症につながるのか? 本当に概日リズムの乱れだけで健康に大きな影響があるのか? これらのヒトの疫学研究では限界があった因果性について,概日リズム撹乱モデル系を用いた前向き観察研究「マウスコホート研究」によって検証するアプローチを紹介する.この挑戦を通し,リアル・ワールドの問題をリバース・トランスレーショナル研究という視点で捉えることによって実験医学的解明が可能な科学的「問い」として抽出するという,新たな概日リズム研究プラットフォームを提起する.
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