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【スマホで読める実験医学】アクチン線維の構造解析の歴史とこれから
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アクチン線維の構造解析の歴史とこれから
History of structural analysis of the actin filament
Akihiro Narita：Structural Biology Research Center, Graduate School of Science, Nagoya University（名古屋大学理学研究科構造生物学研究センター）
10.18958/5607-00001-0001524-00
アクチンは真核細胞のなかで細胞運動，細胞分裂，細胞骨格など非常に多彩で重要な役割を担っている多機能線維である．アクチン線維の構造解析は60年の長きにわたって続けられており，その歴史は電子顕微鏡による構造解析法の歴史とともにある．本稿では，この歴史を概観するとともに，得られた分解能ごとにわかってきたこと，アクチン線維の構造解析の現状についてまとめたい．
アクチン，電子顕微鏡，細胞骨格，X線線維回析法
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