スマホで読める実験医学
550円

グローバルなクロマチンアクセシビリティを制御する因子のゲノムワイドスクリーニング

Genome-wide screening identifies regulators of global chromatin accessibility
Ishii S, et al:Nat Genet, 56:473-482, 2024
石井智子,垣塚太志,宮成悠介
Satoko Ishii1)〜3)/Taishi Kakizuka4)5)/Yusuke Miyanari6)7):Department of Basic Biology, School of Life Science, SOKENDAI1)/National Institute for Basic Biology2)/Exploratory Research Center on Life and Living Systems3)/SANKEN(The Institute of Scientific and Industrial Research),Osaka University 4)/Transdimensional Life Imaging Division, Institute for Open and Transdisciplinary Research Initiatives, Osaka University5)/WPI Nano Life Science Institute, Kanazawa University6)/Cancer Research Institute, Kanazawa University7)(総合研究大学院大学生命科学研究科基礎生物学専攻1)/自然科学研究機構基礎生物学研究所2)/自然科学研究機構生命創成探究センター3)/大阪大学産業科学研究所4)/大阪大学先導的学際研究機構超次元ライフイメージング研究部門5)/金沢大学ナノ生命科学研究所6)/金沢大学がん進展制御研究所7)
10.18958/7529-00003-0001680-00

CRISPRゲノムワイドスクリーニングにより,ゲノム全体のクロマチンアクセシビリティ制御に関与する遺伝子群を新たに同定した.なかでも転写因子TFDP1はヒストン遺伝子の転写反応を制御することにより,アクセシビリティを負に制御することを明らかにした.また,そのノックダウンによりゲノム編集やリプログラミングの効率を向上させる方法を提案した.

この記事は有料記事です

(残り約4,600文字)

  • 【スマホで読める実験医学】グローバルなクロマチンアクセシビリティを制御する因子のゲノムワイドスクリーニング
    550円

関連書籍

実験医学 2024年8月号

ストレス応答と相分離

環境感知・応答システムの新機構とその破綻による疾患

  • 武川睦寛/企画
  • 定価:2,530円(本体2,300円+税)