スマホで読める実験医学
550円

個体内でp16陽性老化細胞を解析可能なマウスモデルの作製

Generation of a p16 reporter mouse and its use to characterize p16high cells at single cell level in vivo
Omori S, et al:Cell Metab, 32:814-828.e6, 2020
大森徳貴,城村由和,中西 真
Satotaka Omori/Yoshikazu Johmura/Makoto Nakanishi:Division of Cancer Cell Biology, The Institute of Medical Science, The University of Tokyo(東京大学医科学研究所 癌防御シグナル分野)
10.18958/6765-00003-0000703-00

加齢個体での老化細胞の蓄積が,多様な加齢性変化や老年病を惹起すると考えられているが,個体内での老化細胞の性質や動態はほとんどわかっていなかった.今回われわれは,老化細胞のマーカー遺伝子であるp16遺伝子座を利用してp16発現細胞をタモキシフェン存在下でtdTomato蛍光標識可能なマウスモデルを作製し,個体内でのp16陽性老化細胞の解析を行った.

この記事は有料記事です

(残り約5,600文字)

  • 【スマホで読める実験医学】個体内でp16陽性老化細胞を解析可能なマウスモデルの作製
    550円

関連書籍

実験医学2021年3月号 Vol.39 No.4

免疫系の暴走 サイトカインストーム

多様な疾患で生じる全身性の炎症反応 その共通機構から病態を理解する

  • 村上正晃/企画
  • 定価:2,200円(本体2,000円+税)