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【スマホで読める実験医学】オートファジー創薬の扉をひらくAUTACの開発と展望
550円
近年,PROTACsやSNIPERsに代表される,細胞内のタンパク質を特異的に分解する化合物(デグレーダー)が次々と開発されている.現在のデグレーダーはユビキチン-プロテアソーム系(UPS)に大きく依存し,適用範囲は可溶性タンパク質が中心である.一方オートファジーは,非タンパク質を含む多彩な基質を分解することから,新規デグレーダー研究の対象としてきわめて魅力的である.本稿では2019年にわれわれが発表したAUTAC(autophagy-targeting chimera)技術を題材として,UPSを基盤としたデグレーダーとの差異・特徴を解説する.
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