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皆様は,弊社の超人気シリーズ「分子生物学講義中継」をご存知でしょうか.井出利憲先生の名物講義を単行本化したもので,「生物学的ものの見方」も含めた最新の分子生物学までが講義の語り口で楽しくわかる!と学生から教授まで幅広い読者に大好評を博したシリーズです.
国際生物多様性年の今年,このウェブ連載では,同シリーズ著者の井出先生に「生物多様性と進化のメカニズム」を,分子生物学の視点からわかりやすく紐解いていただきます.太古の地球で生まれた有機化合物が多細胞生物に進化するまで,いったいどのようなメカニズムが働いたのか,どうぞお楽しみ下さい!
本WEB連載を元にした単行本はコチラ
生物の多様性と進化の驚異
- 第1回 生物界全体をグループに分ける2010年6月22日更新
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- 生物界全体を分ける
- 系統分類法の限界
- 分子時計の解析から導かれた3超界分類
- 生物の意外な関係性
- 第2回 地球から細胞が生まれた12010年6月29日更新
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- 地球の誕生
- 有機化合物ができる
- 高分子の合成と小胞の生成
- 第3回 地球から細胞が生まれた22010年7月6日更新
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- 細胞膜というもの
- 細胞内部環境が生まれた
- 生まれたばかりの細胞は
- 第4回 真核生物の誕生12010年7月13日更新
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- 真核生物は古細菌から生まれた
- 真核生物はDNAを貯蔵する核をもった
- 真核生物はクロマチン構造をもった
- 第5回 真核生物の誕生22010年7月20日更新
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- 真核生物は複雑な細胞内構造をもった
- 真核生物は細胞骨格をもった
- 真正細菌の共生とオルガネラ化
- 第6回 生命の多細胞化に必要だったこと2010年7月27日更新
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- ラクシャリー遺伝子というもの
- 遺伝子を増やす方法
- 増えた遺伝子をやりくり
WEB連載大好評につき、単行本化決定! 地球誕生から46億年の軌跡を一冊に凝縮!
原始の細胞からヒトが生まれるまで,生物の試行錯誤が面白くってたまらない!
豊富なイラストと親しみやすい解説で,生物が大好きな人にお勧めです.
プロフィール
- 井出 利憲(Toshinori Ide)
- 東京で生まれて35年間東京で過ごし,昭和53年から平成18年まで広島大学医学部(大学院医歯薬学総合研究科)に勤め,その後2年間を広島国際大学薬学部で過ごし,平成20年からは愛媛県立医療技術大学にいます.講義録をもとにして平成14年から『分子生物学講義中継』シリーズを刊行し,最初のPart1は現在11刷に,5冊目の一番新しいPart0上巻も4刷になっています.今,シリーズ最後(多分)の,私の一番書きたかったところを執筆中です.