ヒトゲノムの解読とともに疾患の治療標的となる多くの鍵分子が発見されてきている.近年,配列以外のゲノム修飾・ヒストン修飾(エピゲノム)が細胞の発生分化,老化と癌化にかかわることも明らかとなった.メタボリックシンドロームにおいてもゲノム解析に加え,エピゲノム解析による新規の治療標的分子もマイニングされ,今後この分野の進展が期待される.膜表面からのシグナルである創薬の分野では大変重要なGタンパク質共役型受容体や核内受容体でも新たな知見がでてきている.また,近年糖代謝においてWntシグナルの重要性が認識されている.Wntシグナルもまた細胞表面の受容体LRPや7回膜貫通型受容体(Fz)を介して,核内へと入力され,ヒストン修飾などを介して転写を制御する.本特集では,メタボリックシンドローム克服に向けた,最新のトピックを紹介する.
インスリン抵抗性・アディポカイン産生・脂肪細胞の分化や肥大を左右する核内受容体・GPCRの新知見が相次いでいます.代謝調節における分子機序の解明から,低分子阻害剤を応用した臨床への応用まで.
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