小胞体はタンパク質合成・成熟の場であるが,何らかのストレスが負荷されて機能や恒常性が失われると変性した折りたたみ不全なタンパク質が蓄積する.これらの状況を小胞体膜に存在するセンサータンパク質がいち早く察知し,小胞体を起源とした核へ至るシグナル経路(小胞体ストレス応答)が活性化される.現在,新たなセンサー分子やその制御機構が次々に発見され,より詳細な小胞体ストレス応答メカニズムが提示されつつある.本特集では小胞体ストレスの生理的役割や病態形成機構ばかりでなく,最近見出されはじめたセンサーやその活性化制御に関しても焦点をあわせ,これからの研究の方向性を示すとともに将来の病態に対する応用/適用を展望する.
もはや「ストレス→細胞死・疾患」ではない!タンパク質以外の小胞体ストレスの新たなトリガーや,マイルドなストレスの生理的な機能など,新たな知見を特集.
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